トヨタモビリティ東京、荻窪ボデーペイントセンターがオープン

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トヨタモビリティ東京(TMT、片山守社長)は、TMTグループ全体の効率的なBP(板金塗装)ネットワーク構築に向け、荻窪ボデーペイントセンター(荻窪BPC、杉並区宮前)を開設。10月3日、同所でオープンセレモニーが行われた。

新工場は、これまでBP施設の空白地区だった都内中央エリア(23区部西部)に開設された。レクサス東京ガレージ荻窪に隣接し、旧トヨタテクノクラフト・荻窪工場に最新のBP関連設備を据え付け、高品質で高効率なBPサービスを提供できる拠点となった。

荻窪ボデーペイントセンターがオープン

工場内は通路、ストールともにゆとりを持たせ、使いやすさを追求した。
品質確保と効率面から十分な明るさの照明器具を持つ。ペイント設備は、最新型の加湿塗装ブースを持ち、水性塗料使用時の効率化を図る。さらに、塗装ブース脇には、同社BP施設では初めてのエアシャワーを導入した。

塗装ブース

また、各作業ブースには溶接時に発生する煙を吸い取る装置を設け、エンジニアの安全衛生面にも配慮した。

両フロアの設備を活かして、当面は月間処理台数250台(レクサス車100台、トヨタ車150台)を目指す。

新工場開設の経緯について片山社長は「東京地区直営店の業務集約に取り組んだ、トヨタアドミニスタの時代からBP業務集約の構想があったが、様々な問題が山積し実現には至らなかった。直営店4社融合構想と同時に、トヨタテクノクラフトの工場がTMTグループに譲渡されることになり、荻窪BPC設立に至った」と説明。今後は、トヨタメトロジックの芝浦、八王子を含め、TMTグループ全体のBP施設を最大活用することで、より効率的なBP物流ネットワークの構築を目指す。

【施設概要】

所在地:杉並区宮前1-20-22
面積:4594・46㎡
構造:鉄骨造・2階建
延べ床面積:5130・34㎡
1階施設:板金工場(553・51㎡)、調色室、休憩室、更衣室
2階施設:板金工場(974・92㎡)、調色室、部品庫、事務所
屋上施設:車両置場
スタッフ数:喜多正芳室長以下27名

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