9月8日、オートポリス(大分県)で開催されたスーパーGT第6戦「AUTOPOLIS GT 300km RACE」は、No.39 DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン/中山雄一組)が優勝した。
予選5番手からスタートしたLC500 39号車は序盤から好走を見せ、ポジションをキープしたまま序盤を周回。20周を過ぎた辺りからコースの一部で雨が降り出し、路面は難しいコンディションとなるものの、39号車は巧みなドライビングでポジションを上げて周回を重ねた。
30周を過ぎると雨はさらに強くなり、コース上は混乱。34周目にはコース上のトラブルでSCが入り、上位勢が相次いでピットイン。スリックからレインタイヤに履き替える中、先にレインタイヤに替えていた39号車がトップを奪取。その後、この日3度目のSCが土入うされるが、再スタート後もダッシュを決めて後続を引き離した。
終盤は他車にその差を詰められることとなったが、39号車は逆転を許さず、そのままフィニッシュ。荒れた展開となる中で安定した走りを続け、見事今季初優勝を飾った。
・GT300クラス
GT300クラスはNo.60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3(吉本大樹/宮田莉朋組)が優勝した。
この日のコースは、途中で雨が降り出したことで大きく混乱。レース中盤には早めにスリックに履き替えたチームがポジションを上げて周回する。しかし終盤に入ると雨が止み、再びスリック勢が優位な状況となった。
ウェット路面をスリックで耐えた60号車は、これで猛スパート。一気にポジションを上げると、残り4周でトップを逆転。最後までそのまま走り切り、優勝を飾った。
(写真=Sutton Photographic)