日産、いすゞからのOEM供給で「アトラスディーゼル(1.55t)」を発売

新車情報

日産は、「アトラス ディーゼル(1.55t)」を、8月29日に全国一斉に発売した。

 

【いすゞの小型トラック「エルフ」1.5t積クラスからのOEM供給】

日産は、2019年6月、いすゞ自動車株式会社(以下 「いすゞ」)と新たな小型トラックのOEM供給で合意し、協業事業契約を締結。今回の新型車はこの契約に基づき、いすゞから小型トラック「エルフ」の1.5t積クラスの供給を受け、「アトラス ディーゼル(1.55t)」として販売するもの。

 

【「平成28年排出ガス規制」全車対応、平成27年燃費基準「+10%」を達成】

アトラス ディーゼル(1.55t)は、新開発の4JZ1-TCSエンジン(3.0Lエンジン<150PS>)を採用しており、世界で最も厳しい排出ガス規制であるポスト・ポスト新長期規制への対応として、排出ガス後処理装置では、DPF+尿素SCRを採用している。また、クラストップレベルの動力性能を実現し、燃費性能と規制対応の両立を図った。上記により、2019年9月1日以降の生産車に適応が開始される「平成28年排出ガス規制(PPNLT=ポスト・ポスト新長期規制)」に全車対応すると共に、平成27年燃費基準「+10%」を達成している。これにより、九都県市指定低公害車(平成21年基準)「超」低公害車に指定されている。

 

【フルスーパーロー全車に先進安全装備を標準装備し、ASV減税の対象へ】

さらに、走行中ステレオカメラが、前方の車両や障害物だけでなく、静止した歩行者や自転車も検知し、衝突被害を“軽減”、または追突の“回避支援”をする「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や、「踏み間違い衝突防止アシスト」、「VDC(ビークルダイナミクスコントロール)」、「LDW(車線逸脱警報)」、「先行車発進のお知らせ」、「車間距離警報」などの先進安全装備を、フルスーパーロー全車に標準装備していていることから、先進安全装備装着車として、ASV減税の対象となる。なお、インテリジェント エマージェンシーブレーキと踏み間違衝突防止アシスト装備車は、「サポカーS(ベーシック+)」に、インテリジェント エマージェンシーブレーキ装備車は「サポカー」に該当している。

 

ASV減税とは、「衝突被害軽減ブレーキ」、「車両安定性制御装置」、「車線逸脱警報装置」を搭載する先進安全自動車(Advanced Safety Vehicle)のうち、トラック・バスに対して自動車取得税・環境性能割、自動車重量税を軽減する特例措置で、進安全装備レスオプションを選択の場合は対象とならない。

 

【バリエーション豊富なラインナップ】

トランスミッションは、AT限定免許に対応した先進のシーケンシャルマニュアルトランスミッション(2WD:6速AMT、 4WD:5速AMT))を設定した。2速発進を採用することにより、発進時の荷崩れを発生しにくくしているほか、5MTも全車に用意されている。グレードは、ベーシックな「DX」と、上級仕様の「カスタム」を設定し、2WD/4WD、シングルキャブ/ダブルキャブなどの選択も可能とするなど、豊富なバリエーションが設定されている。

 

価格(消費税込):367万9560円~487万9440円

 

 

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