TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、8月22日(木)から25日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第10戦ラリー・ドイチェランドに、オィット・タナック選手/マルティン・ヤルヴェオヤ選手組(ヤリスWRC #8号車)、ヤリ-マティ・ラトバラ選手/ミーカ・アンティラ選手組(#10号車)、クリス・ミーク選手/セブ・マーシャル選手組(#5号車)の、3台のヤリスWRCで参戦し、ラリー・ドイチェランド2年連続優勝を目指す。
前戦のラリー・フィンランドでは、タナック選手は今シーズン4勝目を記録し、ドライバー選手権トップの座を維持し、2位のライバルに対するリードを22ポイントに拡大した。そして、ラリー・ドイチェランドは、タナック選手が大会2連覇中のターマック(舗装路)ラリーである。ドイツ西南部で開催されるこのラリーは、今年もザールラント州のボスタルジー湖畔にサービスパークが置かれる。ラリー・ドイチェランドは、かつて異なるエリアで開催されていた3つのイベントが合体して現在の形になったため、エリアごとにステージの特徴が大きく異なるターマックラリーである。
TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのチーム代表であるトミ・マネキン氏は、「ラリー・フィンランドでの素晴らしいリザルトは、ドライバーおよびコ・ドライバー選手権と、マニュファクチャラー選手権にとって非常に重要なものになりましたので、ドイツでも同じような結果を期待しています。昨年のこのラリーで我々は強く、オィットは2年連続優勝を達成したので、チームとして再び最高の結果を残す自信はあります。このラリーではブドウ畑やバウムホールダーの軍事施設など、ドライバーのミスを誘発する難ステージが非常に多くあるので、クルマに自信を持つことがとても大事ですし、ミスをしないように集中力を高めて臨まなくてはなりません。」と述べた。
また、オィット・タナック選手(ヤリスWRC #8号車)は、「言うまでもなく、ドイチェランドはとても好きなラリーです。マルティンと私は2年連続で優勝していますので、目標はもちろん3年連続優勝です。とはいえ、決して簡単なラリーではありません。昨年は戦いが非常に激しく、最初から全力で攻めなければなりませんでした。自分のキャリアの中で、もっとも苦労して手に入れた勝利のひとつでした。ひとつのラリーに特徴が異なる道が多くあり、それを全てミスなく速く走るのはドライバーにとって本当に難しい挑戦です。また、このラリーではしばしば天候の変化が重要な鍵を握りますが、それを予想するのは至難の業です。」とコメントしている。