トヨタモビリティ東京、東京ハイヤー・タクシー協会とパートナーシップを締結 タクシー乗務員の就労環境の向上をサポート

店舗 業界ニュース

トヨタ

トヨタモビリティ東京は8月3日、東京ハイヤー・タクシー協会と災害発生時の被災者支援や、タクシー乗務員の働きやすい環境整備をサポートするパートナーシップ協定の締結式を行った。

同セレモニーは、複合型商業施設お台場パレットタウン内のパレットプラザにて同日開催された「タッくん感謝祭2019」のイベント内で執り行われた。

■パートナーシップ協定書 締結式
トヨタモビリティ東京 片山社長

同協定は、①大規模災害発生時、救援活動等を連携して行い、被災者等の支援に資すること。②ハイヤー・タクシードライバーの就労環境の向上を支援すること、の2点が目的。このため、災害発生時にはハイヤー・タクシーの乗務員と乗客の安全確保のためトヨタモビリティ東京の店舗を一時避難場所として利用できるほか、就労環境の向上支援のため女性乗務員には店舗の化粧室を開放するとともに、ジャパンタクシー等スロープを使用して車いすのまま乗り込める車両には、乗降場所として店舗の駐車場も利用可能とした。

トヨタモビリティ東京の片山社長は、「店舗には、非常食とオゾン水を備蓄しているほか、試乗車としてPHVやハイブリッドカーを配備しているので、停電時でも車から電気を供給することができる。また、交通量が多い都心部では公道上でのスロープの設置は困難。東京都全域に200拠点ある店舗の駐車場を利用することで乗務員も慌てることなくスロープの設置や車いすのお客様の介助が行える」と述べ、乗務員の働きやすい環境整備から非常時までサポートすると説明した。

■タッくん感謝祭2019

「タッくん感謝祭2019」は、8月5日のタクシーの日を記念するとともに、日ごろのタクシー利用者に感謝をこめ開催されたもの。タクシーの日は、国内初のタクシー事業が1912年8月5日にスタートしたことを記念して設けられた。

会場では、タクシーの最新サービスやタクシーの日の由来をパネル展示で紹介したほか、時速5㎞での模擬衝突を体験できるシートベルトコンビンサーや、子ども向けに輪投げや水ヨーヨー釣り、アトラクションが設けられた。

中でも注目を集めたのが「ココロを運ぶ一行タクシー東京物語」。これは、タクシーへの共感を醸成することを目的にタクシーのキャッチコピーを募集し、選ばれたキャッチコピーを車両へラッピングするもの。会場には最優秀賞に輝いた‘シンデレラ24時過ぎても送ります。’の車両展示のほか、選ばれた50のフレーズが展示され、多くの来場者がスマートフォンを向け撮影している姿が目立っていた。

最優秀賞と優秀賞の2作品
Tagged