ソニー損保は、2019年6月20日~6月24日の5日間、自家用車を所有して自分で運転をする20代~50代で、「今年のお盆に帰省する予定がある」男女に対し「お盆の帰省に関する調査」をインターネットリサーチで実施。1,000名の有効回答から得た結果を公表した。それによれば、今年の帰省ラッシュは8月10日(土)・11日(日)がピークとなり、Uターンラッシュは分散傾向にあるという。
■お盆休み日数
まず今年の「お盆休み日数」の平均は5.2日。9連休が取りやすい今年のお盆休みだが、日数は「5日」(19.5%)が最も多く、次いで「9日」(17.1%)となった。一方で「10日以上」(5.8%)との回答もあり、お盆休みが9日以上になる人の割合は22.9%。長く休む人が意外に多い印象だ。
■帰省ラッシュは8月10日・11日
お盆といえば、高速道路の渋滞。今年は、いつごろが渋滞のピークになるのだろうか?
今年の帰省で自家用車を利用する予定の方889名に、帰省の候補日を限定回答形式(回答は2つまで)で聞いたところ、「8月10日(土)」(26.7%)と「8月11日(日/祝)」(25.1%)に集中。したがって、今年の帰省ラッシュは8月10日、11日の土日がピークとなることが予想される。
同様に、Uターンの候補日については「8月12日(月/振休)」や「8月15日(木)」(同率で17.0%)が高くなったほか、「8月14日(水)」(14.3%)、「8月13日(火)」(13.9%)などに回答が分かれた。今年はUターン日が分散する傾向にあるようだ。
■帰省の目的
今年のお盆の帰省の目的は、上位から「お墓参りに行く」(41.8%)、「親の様子を見に行く」(34.5%)、「のんびりする」(31.9%)、「親・義親に子どもの顔を見せる」(22.4%)、「祖父母や親戚に自分の顔を見せる」(19.6%)となった。
注目は「親の様子を見に行く」。年代が上がるにつれ高くなり、50代では44.8%。50代の約半数を占める結果となっている。
■運転免許証の自主返納を提案
先に挙げた「親の様子を見に行く」にも関連するのが、親あるいは祖父母の運転免許証の問題。高齢者の運転による事故が頻繁に報道されており、運転免許証の自主返納に注目が集まる中、帰省をきっかけに、普段離れて暮らす親や祖父母と運転について考えたり、話し合ったりする機会を持つ方も多いものと想像される。
運転免許証を持っている(持っていた)親または祖父母がいる方に、親または祖父母が運転免許証を自主返納したか聞いたところ、「すでに自主返納した」は、親では14.7%、祖父母では38.0%。
次に、自分の親または祖父母が運転免許証を自主返納していない方に、親または祖父母に対して自主返納を提案したことがあるかについては、運転免許証を自主返納していない親がいる方では、親に対して「自主返納を提案したことがある」は12.1%、「自主返納を提案したことはないが、提案したい」は30.0%。また、運転免許証を自主返納していない祖父母がいる方については、祖父母に対して「自主返納を提案したことがある」は18.9%、「自主返納を提案したことはないが、提案したい」は44.7%という結果になった。
親に対しては約4割の人が、祖父母に対しては6割以上の人が、出来れば自主返納して欲しい、と考えているようである。
ではなぜ「自主返納」して欲しいのか?その理由としては、やはり「昨今の高齢者の運転による交通事故のニュースを見て不安に思ったから」など、高齢者が起こした交通事故に関するニュースがきっかけになったという回答が最も多い。そのほか「75歳を超えたら不安だから」「今60代半ばで、10年後には運転が心配になると思うから」といった年齢に関する理由や、「家の門や塀にぶつける回数が増えたから」「運転を見ていると反応が遅くて心配だから」といった運転技術への不安に関する理由も多く挙げられている。
■長距離ドライブで怖いこと
実家や配偶者の実家が自宅から遠い場合、帰省は長距離ドライブになる。
そこで、もし遭遇したら怖いと思うものを限定回答形式(回答は3つまで)で聞いたところ、「高速道路で逆走する車」(65.7%)が最も多く、次いで「あおり運転」(51.5%)、「アクセルとブレーキを踏み間違えた車」(51.4%)、「ふらつき運転している車」(19.7%)、「ウインカーを出さずに右左折・車線変更する車」(14.5%)となった。
また全回答者1,000名に、“あおり運転”を受けたことがあるかどうか聞いたところ、「ある」は49.8%。半数があおり運転の被害に遭っているという結果に。
そして、あおり運転の対策を行っているかという質問では、「行っている」割合(実施率)は、≪車間距離を広く取ることを心掛けている≫では88.0%、≪余裕のある車線変更をすることを心掛けている≫では91.4 %となっている。
自動車にドライブレコーダーを設置したり、“後方録画中”などのステッカーを貼ったりすることも、あおり運転の抑止に効果があるといわれているが、これらの対策の実施率は、≪自家用車にドライブレコーダーを設置している≫では37.7%、≪ステッカーの貼り付けをしている≫では18.2%となった。昨年の調査結果と比較すると、≪自家用車にドライブレコーダーを設置している≫は、2018年28.2%→2019年37.7%となり、昨年と比べて9.5ポイント増加しているという。
■仲良くお互いの実家に帰省していそうな夫婦
仲良くお互いの実家に帰省していそうな芸能人夫婦という質問では、1位「藤本敏史さん・木下優樹菜さん」(65件)、2位「DAIGOさん・北川景子さん」(50件)、3位「杉浦太陽さん・辻希美さん」(45件)となり、2019年6月に結婚を発表した「山里亮太さん・蒼井優さん」(40件)が4位という結果になった。
(出典)ソニー損害保険株式会社
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