日本オートキャンプ協会は7月10日、国内のキャンプの状況を分析した「オートキャンプ白書2019―のんびり「ソロキャンプ」-」を発表した。同白書は7月29日に発行される。
同白書は、同協会が1986年から発行しているもの。2019年版は、2018年のオートキャンプの状況をキャンパー、キャンプ場、用品、クルマと4分野に分けて調査、分析されている。
まず、2018年のオートキャンプ参加人口については、夏は天候に恵まれなかったものの、秋から冬にかけてのキャンプ需要が伸びたことで、参加人口は前年比1.2%増となる850万人となり、6年連続して前年比がプラスとなった。
また2018年の特徴としては、「ソロキャンプ」の増加が目立った。You Tubeなどで芸能人のキャンプが人気を呼び、またメディアなどでもソロキャンプが取り上げられたことで人気が高まったものといえるだろう。
さらに、こうしたソロキャパーを対象としたイベントが、平日に開催されるなど18年は平日稼働も注目された。
こうしたソロキャンプ人気を背景に、キャンプ用品では一人用の用品販売が好調に推移。また冬キャンプ用の高価格帯のシュラフなどの販売も好調だったとしている。
【調査概要】
1.キャンパーとキャンピング活動の実態
調査対象:キャンパー 4,110人年齢(18~79歳)
調査地域:北海道から沖縄県まで
標本抽出方法:日本オートキャンプ協会の会員オートキャンプ場
411カ所の利用者から無作為に抽出
調査方法:アンケート用紙をキャンプ場で直接渡し記入
調査項目:31項目
調査時期:2018年8~10月
2.オートキャンプ場管理と運営の実態調査
調査対象:オートキャンプ場516カ所の経営者もしくは支配人
調査地域:北海道から沖縄県まで
標本抽出方法:オートキャンプ場より無作為に抽出
調査方法:郵送によるアンケート方式
調査項目:40項目
調査時期:2018年11~12月
【書籍概要】
「オートキャンプ白書2019」-のんびり「ソロキャンプ」-
A4判105頁 6,900円 (税込・送料無料)
発 行 一般社団法人日本オートキャンプ協会
TEL 03-3357-2851 FAX 03-3357-2850
E-mail jac@autocamp.or.jp
購入は下記協会ホームページへ。