ヨコハマタイヤ装着車 ニュル24時間耐久レースで総合10位

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横浜ゴムは、同社「ADVAN」レーシングタイヤ装着車が、ドイツで開催された「第47回ニュルブルクリンク24時間耐久レース(ADAC TOTAL 24h-Rennen)」(2019年6月22日~23日)で総合10位、SP9クラス9位で完走したと発表した。

総合10位を獲得したのは初参戦の「KONDO RACING」の「NISSAN GT-R NISMO GT3」(ドライバー:松田次生/高星明誠/藤井誠暢/トム・コロネル)で、ドライ路面での戦いとなった決勝レースでは「ADVAN A005」を装着。158台中56台が脱落するという荒れた展開となる中、トラブルなく走破した。

「KONDO RACING」は2019年からニュルブルクリンク24時間耐久レースに3年連続で挑戦することを宣言しており、1年目となる今回は、マシンにダメージを与えないよう丁寧な走りを継続して完走することを目標としていた。25番手スタートとなった決勝でも予選同様、安定した走りで着実に順位を上げ、日本から参戦したチームとしては最高位となる総合10位を獲得した。また、同じくSP9クラスに参戦した「RACING PROJECT BANDOH with NOVEL」の「LEXUS RC F GT3」(ドライバー:Dominik Farnbacher/Marco Seefried/吉本大樹/Michael Tischner)はトラブルに見舞われたものの、完走を果たした。

横浜ゴムは、2018年からスタートした3カ年の中期経営計画「グランドデザイン2020(GD2020)」の技術戦略において、モータースポーツ活動を重要な先行技術開発の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまで国内外の多岐にわたるレースに参戦。今後もモータースポーツ活動に積極的に取り組み、最高レベルの技術を追求していく。