TOYO TIRE株式会社(本社:兵庫県伊丹市:社長:清水隆史)、および国内タイヤ販売子会社の株式会社ト-ヨ-タイヤジャパン(本社:東京都千代田区、社長:山邊憲一)は、アフター市場で注目を集めた商品を対象に選考、表彰する「用品大賞2019」(主催:日刊自動車新聞社)において、ドライブシミュレーターを用いて取り組んでいる独自の「タイヤ安全啓発活動」が特別賞を受賞したことを公表した。
「用品大賞2019」は、販売数量だけにとらわれることなく、商品開発のアイデアや話題性、業界貢献度、あるいは社会状況などを重視し、さらに、カー用品量販店、整備専門学校の学生へのアンケート調査の結果を参考としながら評価が行われ、優秀かつ影響力があったものを選定し、表彰する日刊自動車新聞社の顕彰制度である。本年度は、2018年4月~2019年6月の間に発表、発売されたカー用品が選考対象となった。
TOYO TIRE、およびトーヨータイヤは、「タイヤの日」として定められている4月8日を基点に、全国で安全啓発活動を実施しており、本年度は、タイヤ空気圧の違いによる操縦安定性の比較やハイドロプレーニング現象(水のたまった道路を走行する際、タイヤと路面の間に水の幕ができ、タイヤが水の上を滑走する現象)での走行などを実際に体感できる、独自にソフト開発したシミュレーションシステムを初めて導入した。
このドライブシミュレーターは、実際の車両と同様にハンドル、アクセルペダル、ブレーキペダルを備えており、スピーカーによる走行音とともに、運転席から見える景色の流れを3面モニターで映し出し、揺動機構を施すことによってハンドルやペダル動作に応じた車両の揺れを再現する。
昨年実施されたタイヤの安全啓発活動では、点検したうち約3割の乗用車でタイヤの空気圧不足を確認している。本年度は、ドライバーにタイヤ点検の重要性を訴えるため、整備不良のタイヤで車を運転する状態を体感できるドライブシミュレーターを開発し、大型ショッピングモールなど全国6会場でこれを活用したタイヤ安全啓発活動を開始した。
今回、用品大賞2019において、タイヤ安全啓発活動の取り組みが、①タイヤに特化したドライブシミュレーターを開発し、他に例を見ない内容であること、②通常の運転では体験し難い走行を仮想体感の提供によってユーザーにタイヤの重要性を認識させられること、③グループとしてタイヤ安全啓発活動を真摯に行なっている姿勢などが評価されている。
7月6日(土)、7日(日)、鹿児島県内のショッピングモール「OPSIA misumi(オプシアミスミ:鹿児島市宇宿2丁目3番5号)」で、ドライブシミュレーターを用いたタイヤ安全啓発活動を開催予定。