首都高速道路は6月4日、大橋JCT換気所の屋上に整備した「おおはし里の杜」の水田に地元の小学生を招待し、田植え体験を行なった。
同活動は、自然とふれあうことで自然環境の保全について考えるきっかけになって欲しいという思いから児童を対象に、おおはし里の杜が整備された2011年から毎年実施されている。
9回目の開催となる今年は、菅刈小学校の5年生34名が参加。田んぼの中央にロープが張られ、そのロープの目印に沿って田植えを行なった。児童たちは、泥まみれになりながらも「ひんやりしてて気持ちいい」、「足が抜けない」等と楽しみながら自然とふれあった。
今後は7月に稲穂の成長とともにおおはし里の杜の自然を見学する自然観察会、そして10月上旬に稲刈りをし、下旬に脱穀、12月に収穫祭を予定し、年間を通して活動する。
大橋JCTの屋上に整備されたおおはし里の杜は、地上から31mで面積は約1100㎡。目黒川周辺の原風景をモデルとして水田や草地、斜面林等を整備し、植物や生き物の生息・育成空間の場として生物多様性の保全を進めている。なお、同取り組みが評価され、おおはし里の杜は日本生態系協会認証の最高ランク「AAA」を取得している。