BMW3シリーズにクリーンディーゼルなど3仕様を追加

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BMW日本法人は5月24日、本年1月に発売した3シリーズセダンに、クリーンディーゼルエンジンを搭載した「320d xDrive」を発売。あわせて同日より、プラグインハイブリッドの「330e M Sport」と、直列6気筒エンジンを搭載した「M340i xDrive」の予約受付を開始した(9月下旬より納車開始予定)。

■320d xDrive

低回転域と高回転域で切り替わる2ステージターボシステムを、初めて直列4気筒2.0ℓターボディーゼルに採用し低回転域での加速性を向上させた。四輪駆動システム(xDrive)により、走行中にセンサーが常に路面状況を検知し、車両速度やドライバーのステアリング操作に応じて、電子制御で前後トルク配分を最適化。常に安定した走行を実現し、日常走行における快適性や操作性を高める。安定走行時には、後輪にほぼ100%エンジントルクを配分することも可能で燃費効率をより高めている。

■330e M Sport

先代モデルから約80%容量を拡大した、10.3kWhのリチウムイオンバッテリーと最高出力83kWのモーター、直列4気筒2.0ℓのガソリンターボエンジンを搭載したプラグインハイブリッドモデルである。

エンジンとモーターの組合せにより、最高出力215kW(エキストラブーストモード使用時)、最大トルク420Nmを発揮し、時速0~100㎞加速5.9秒実現する動力性能を備え、走り出しから快適な加速感とパワー/ダイレクト感のあるスポーツドライビングが楽しめる。また、電気モーターのみで時速120kmまで、最低59kmのゼロエミッション走行が可能で、優れた高速走行性能と環境性能を兼ね備えている。

■M340i xDrive

直列6気筒3.0ℓツインパワーターボエンジンを搭載し、公道での実用性とサーキット走行を両立させたBMW Mパフォーマンスモデルである。最高出力285kW(387PS)/5800rpm、最大トルク500Nm/1,800~5,000rpmを発揮し、時速0~100㎞加速は4.4秒を実現。また、サーキット走行を想定しMスポーツディファレンシャルや、アダプティブMサスペンション、Mスポーツブレーキを採用するとともに、ハイパフォーマンス冷却システムとディスクブレーキを含むMテクノロジーパッケージを搭載している。

そして、サテン調のクローム加飾を施したキドニーグリルやミラーキャップ、エアインテークを装備し、よりアグレッシブなデザインとなっている。

BMW M340i xDrive
■ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能を搭載

19年夏以降には、これらのモデルにハンズオフ機能が搭載される。「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」は、高速道路での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システムである。この機能では、絶えず前方に注意するとともに、周囲の道路交通や車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作することができる状態にある限りにおいて、ステアリングから手を離して走行が可能*となる。

■最先端の運転支援システムも充実

今回追加された新型モデルには、高性能3眼カメラ、高性能プロセッサーおよびレーダーによって、より精度と正確性が向上した、最先端の運転支援システムを量産グレードに標準装備。アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)およびレーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーンコントロールアシスト、サイドコリジョンプロテクションおよび衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロストラフィックウォーニングが装備される。

さらに標準装備となるパーキングアシスタントには、新型8シリーズから導入されたリバースアシスト機能が採用され、車両が直前に前進したルート最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となる。例えば、都心部に点在する細い道での対向車とのすれ違いに困った際など、安全かつ正確に元のルートに復帰することが可能となる。

【価格】

320d xDrive=578万円▽320d xDrive M Sport=629万円▽330e M Sport=654万円▽M340i xDrive=962万円▽ハンドル位置=右