日本マリン事業協会(JMIA)は3月7日から10日までの4日間、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜と横浜ベイサイドマリーナで国内最大級のマリンイベント「ジャパンインターナショナルボートショー2019」を開催した。58回目となる今回は、国内外から230社・団体が出展し、2019年のニューモデルをはじめ、ボートやヨットなど約260隻とともに海外でも高いシェアを誇るマリンエンジン約60基が展示・販売された。来場者数は2会場合計で前年比103%となる5万5243人が訪れ大盛況となった。
パシフィコ横浜会場では、多種多様なボートや水上オートバイなどの展示に加え、ファミリーで参加できるマリンキッズビレッジや親子マリンコーディネイトコンテストなどの新企画も開催した。中でも、初心者からベテランまで楽しめる全18講座をそろえた「海ゼミ」では、定員となる約900名が参加し、注目を集めた。
また、メインステージでは年間を通じて最も優秀なボートを選定する、日本ボートオブザイヤー2018を発表した。23名の選考委員によってクリスクラフトジャパンのクリスクラフト「キャプリ21」が選出。老舗ボートビルダーが手掛ける同モデルは、クラシックとモダンを融合させた美しいスタイリングと、ボートの原点である操船の楽しさを実感できる点が高く評価されて受賞した。
このほかにも、JMIAマリンアンバサダーに就任したラグビー選手の五郎丸歩氏への任命式や、STU48のメンバーが登壇して国土交通省が推進する「C to Cプロジェクト」の一環であるクルーズ観光のモデルルート「マリンチック街道」の認定セレモニーなどが行われた。
一方、横浜ベイサイドマリーナでは、販売価格約10憶円の豪華クルーザーの特別見学会をはじめ、全長30フィート以上の大型艇53隻を係留展示。展示してある大型フィッシングボートやラグジュアリーなクルージングボートに乗船見学でき、来場者は直にマリンレジャーを体感した。さらにボート免許が無くても体験操船ができる「船長チャレンジ」など4つの体験プログラムも用意。予約が殺到する好評ぶりで約300名が参加する賑わいを見せた。