マツダ・ロードスター30周年記念の特別仕様車を国内初公開 オートモビルカウンシル2019

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国内外のヘリテージカー約120台を一堂に揃えた「オートモビルカウンシル2019」が4月5日~7日まで千葉県・幕張メッセで開催された。

マツダでは、国内初公開のロードスター30周年記念車が注目を集めた。この特別仕様車はロードスターの誕生30周年を記念して製作され、今後のロードスターへの期待を込めて、心が沸き立つ1日の始まりを予感させる朝焼けのようなオレンジ系の専用色「レーシングオレンジ」を採用。中山雅主査は「これからもずっと走る喜びを届けたいという決意を込めた」と話し「内外に境目のないオープンカー独特のコーディネーションをするために、ステッチやパイピングなどもすべてオレンジ色で統一し、クルマ全体をひとつのボディカラーのコーディネーションとした」と見どころを説明した。

なお、世界限定3000台の販売で、国内にはソフトトップとリトラクタブルハードトップ合わせて150台が販売される。

 

加えて、同イベントのマツダブースについては「ロードスター30年間の歴史、時を越えたストーリーを表現した」と述べ、歴代のモデルを展示。「30年前アメリカのシカゴショーで初代ロードスターがデビューした時に出品された3台のクルマは赤、青、白のボディカラーを出品し、今回展示している歴代ロードスターもその時と同じのボディカラーの展示とし、ブース全体がロードスターデビュー時のオマージュになっている」とブースデザインの意図を解説した。

さらに「展示している初代ロードスターは、30年前に還暦のお祝いで購入した方がずっと大切にしてきたものを、マツダが譲り受けたもの。10周年記念車と20周年記念車は、ロードスターオーナーズクラブの方が今も実際に乗っているマイカーを借りてきた。歴代のどのロードスターも、お客様が大切にしてくださっている。だからこそロードスターの歴史が続いてきた」と述べ、過去に敬意を表し、ヘリテージカーの魅力を発信するイベントにふさわしい展示内容になっていた。

 

また、前田育男常務は「ロードスターは、マツダのものづくりの根底にある“人馬一体”を最も分かりやすく示す宝であり、ブランドの象徴。ファンの皆さまとともにこの先もロードスターを育て続けていく」と、今後もロードスターとともに歩むことを約束した。