4月に一部改良を施したレヴォーグ試乗

試乗レポート

レガシィツーリングワゴンの後継として昨年登場したレヴォーグは、ステーションワゴンとしての使い勝手に加え、高いレベルの走行性能を持つのが特徴だ。

このレヴォーグが、今年4月一部改良を実施。アイサイトの標準装備化と同時に安全装備のアドバンスドセイフティパッケージをオプション設定するなど、さらに魅力を高めた。ちなみに今回の改良で一番のポイントとなるアドバンスドセイフティパッケージは、車体後部に内蔵されたセンサーによって自車の後側方から接近する車両を検知するリヤビークルディテクションや、状況に応じてハイビームロービームを自動的に切り替えるハイビームアシスト、助手席側ドアミラーにカメラを取り付けたサイドビューモニター、アイサイトの動作状況をフロントガラスに投影するアイサイトアシストモニターの4つがセットになっており、より安全性能を高めている。

今回試乗したのはこのアドバンスドセイフティパッケージを装着した最上級モデルの2・0ℓGT-SEyeSight。パワーユニットは、最高出力300PS、最大トルク400Nmというパワフルな2・0ℓ直噴ターボエンジンを搭載。また、高出力に対応したスポーツリニアトロニックを搭載し、マニュアルモード時の変速スピードを上げ、シフト操作した瞬間にエンジンが反応するスポーティな特性に仕上げている。

その動力性能は公道に出てすぐに実感できた。アクセルを少し踏むだけで力強く加速するリニアなアクセルレスポンスや、上り坂をもろともしない図太いトルクで動力性能に不満はなし。一方で車内の静粛性も高く、高速走行時のロードノイズや風切り音はほとんど気にならない。これなら家族や友人との会話も弾み、ロングツーリングを楽しめそうだ。

試乗中、幸いなことにアドバンスドセイフティパッケージの機能をフルに試す状況はなかったが、アイサイトアシストモニターによる安心感の高さは体感することができた。アイサイトの動作状況を実際に目で確認できるというのは、心理的にも大きな効果がある。ぜひ装着をおすすめしたいオプションだ。

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