独アウディ、Q6 e-tronの新開発プロトタイプモデル「Q6 e-tron offroad concept」を発表

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独アウディは1月24日(現地時間)、オーストリア・キッツビュールで開催されたワールドカップ・ウィークエンドにおいて、「Q6 e-tron」の新開発プロトタイプモデル「Q6 e-tron offroad concept」を初公開した。

Q6 e-tron offroad conceptは、Q6 e-tronをベースに、総出力380 kWを誇る2つの電動モーターを搭載し、新設計のポータルアクスルにより最大45度の勾配を登ることを可能とした、新開発のプロトタイプモデル。

同コンセプトカーのベースとなったQ6 e-tronは、PPE(プレミアムプラットフォームエレクトリック)を基にした初めての量産モデル。Q6シリーズは、電気自動車の新たな基準を示すモデルであり、優れた走行性能と充電性能だけでなく、一充電航続距離と効率の面でも新たなスタンダードを確立している。

従来のポータルアクスルでは、車輪でのトルクを約20~30%向上させるのに対し、ゼロから新開発された4つのポータルアクスルを搭載し、新設計のポータルアクスルでは50%のトルク増加を実現。その結果、車両の最高速度は、オフローダーとしては十分な速度である175 km/hに抑えられているが、最大45度の勾配を登ることが可能となった。

同アクスルは、フロントおよびリヤの車輪ハブアセンブリーに統合されており、その結果、一部のサスペンションリンクが新設計され、ポータルアクスルにより、すべての車輪の合計トルク(10秒間のピーク)は13,400 Nmとなり、4,400 Nmの増加を達成した。

革新的なオフロードセグメントでの可能性を示すモデルで、車高が160mm高く、トレッド幅が250mm広がったことで、迫力ある外観を実現。

初試乗したAUDI AG CEO ゲルノート デルナー氏は、「Q6 e-tron offroad conceptはquattroの再解釈です。このモデルは、アウディの電気自動車プラットフォームがすでに持っている可能性を示し、新たな道を切り拓きます。この感動的なモデルに対するお客様の反応が楽しみです」とコメントした。

 

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