横浜ゴムは12月3日、メルセデスAMGのラグジュアリーセダン「Mercedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+」向けのアフターパーツとして、新ウルトラハイパフォーマンスウィンタータイヤ「ADVAN WINTER V907」を開発し、10月よりメルセデスAMGのディーラーなどを通じて欧州を中心に発売したと発表した。発売サイズはフロント用が245/45R19 102V、リア用が 275/40R19 105V。
なお、ADVAN WINTER V907は今回発売するアフターパーツ用をベースに市販向けタイヤの開発およびサイズ拡大を行い、2025年に欧州を中心に順次一般販売を予定している。
ADVAN WINTER V907は、横浜ゴムのグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」シリーズとして約17年ぶりに新開発したウィンタータイヤ。ウルトラハイパフォーマンスサマータイヤ「ADVAN Sport」シリーズの技術と従来のウィンタータイヤで培った技術を組み合わせることで、背反するスノー性能とドライ性能を高レベルで実現。降雪地での走行に対応するスノー性能の他、ハイパワー・プレミアムカーに相応しい高速領域での操縦安定性や快適性を発揮する。
また、トレッドパターンではこれまでのウィンタータイヤで採用していたスノー性能に寄与するV字型の溝や3Dサイプを継承しつつ、ドライ路面での操縦安定性を高めるセンターリブを設けた専用デザインを採用。トレッドコンパウンドでは、優れたスノー性能を発揮するキャップコンパウンド(上層のゴム部)とドライ路面での操縦安定性を確保するアンダートレッド(基礎のゴム部)を組み合わせた。
なお、今回アフターパーツ用に発売するサイズはメルセデスAMGと共同開発し、タイヤサイドには同社の承認を示す「MO1A」のマークが刻印されている。