トヨタ自動車は11月18日、中部圏における水素やアンモニアのサプライチェーンの構築に向け、「中部圏水素・アンモニア社会実装推進会議」(以下「推進会議」)と基本合意書を締結したと発表した。
同社では、中部圏における水素の需要拡大や利活用の促進に向け、2020年に「中部圏水素利用協議会」に参画。2022年にはその会員企業として、自治体や経済団体が一体となって、水素やアンモニアの社会実装を進める推進会議に参加した他、推進会議では中部圏における水素及びアンモニアの社会実装に向けて、取り組みの方向性を示すビジョンや活動計画を策定した。
トヨタは、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みの中で、水素を重要なエネルギーと位置づけ、「つくる/はこぶ/ためる/つかう」の各領域において、多くの仲間とともにさまざまな取り組みを推進しており、モノづくり産業が集積している中部圏においても、今回の基本合意書締結を契機に、行政や会員企業をはじめ、地域の皆様と協力しながら、早期の水素社会の実現に向けて一層貢献すると述べている。
<主な合意内容>
- 水素やアンモニア等の需要や供給に関して積極的に推進することに努める
- 水素やアンモニア等の需要や供給の調査に協力することに努める
- 水素やアンモニア等のサプライチェーン構築の実現に努める