スバルは11月7日、初代「レガシィ」が“2024 日本自動車殿堂 歴史遺産車”に選定さたと発表した。
スバル車が「日本自動車殿堂 歴史遺産車」に選定されたのは、2004年の「スバル360」、2017年の「スバル1000」に続いて、今回が3回目となる。なお、表彰式は11月13日に学士会館(東京都千代田区)で行われる。
日本自動車殿堂 歴史遺産車とは、日本の自動車の歴史に優れた足跡を残した車を永く伝承するため、日本自動車殿堂に登録された名車を指す。
今回の選定にあたっては、「日本に本格的なステーションワゴンの市場を確立した」、「水平対向エンジン、シンメトリカルAWDなどの基幹技術、デザイン等その後のスバル車に生かされている源流を生み出した」ことが評価された。
1989年1月に登場した初代レガシィは、スバルが初めて“世界”をターゲットに、エンジン、車体をゼロから開発し、世界に通用する走りを目指して開発したモデル。10月に追加されたATターボワゴン「GT」が多くの支持を集め、「ワゴン+AWD+ハイパワー」が実現した「高速ツーリングワゴン」というコンセプトが、その後の方向性を決定づけることとなった。日本市場では、ステーションワゴンブームの火付け役となった。
2003年に発表した4代目レガシィは、「2003-2004 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。そして、最新モデルの「レガシィ アウトバック」は、自動車の安全性能を比較評価する自動車アセスメント(JNCAP)において、「自動車安全性能2021 ファイブスター大賞」を受賞している。