スズキは11月5日、静岡県浜松市中央区庄内地区・山崎地区において、同日から2025年1月23日まで実施する浜松自動運転やらまいかプロジェクト第5回実証実験に参加すると発表した。
浜松自動運転やらまいかプロジェクトでは、2016年9月に浜松市、BOLDLY株式会社(旧SBドライブ株式会社)、遠州鉄道株式会社、スズキの4者で連携協定を締結し、浜松市において自動運転技術を活用したスマートモビリティサービスの事業化に取り組んでいる。同プロジェクトは、地域移動の利便性向上と地域公共交通の課題解決を図るとともに、地域の産業振興を図る事を目的としている。
スズキではこれまで、第1回実証実験(2017年12月)、第2回実証実験(2019年12月)、第3回実証実験(2022年5月)、第4回実証実験(2023年11月)に参加し、モビリティサービスや自動運転に対する受容性、車両の使い勝手などの検証を実施。
今回の第5回実証実験では、利用者の予約情報をもとに運行ルート上の停留所に自動で停車する機能や、ソフトウェアの改善によるスムーズな運行について、3か月間の長期実証実験を通して検証を行う。
同社は、実証実験を通じて、路線バスの廃止など交通空白地となった地域の住民の足となる自動運転サービスを開発し、自動運転サービスの社会実装に取り組むと述べている。