メルセデス・ベンツ、Gクラス初のEV「G 580 with EQ Technology Edition 1」発表　価格は2,635万円 -

メルセデス・ベンツ日本は10月23日、Gクラス初の電気自動車（EV）「G 580 with EQ Technology Edition 1（以下「G 580」）」を発表し、同日よりメルセデス･ベンツ正規販売店ネットワークを通じて注文受付を開始した。なお、納車は2024年11月を予定している。

クロスカントリービークルとして誕生したGクラスは、基本的なスタイリングや堅牢なボディを継承しつつ、常に最適なパワートレインや装備を加えながら進化を続け、2018年の大幅改良では、その伝統をメルセデスの最新技術でアップデートすることで、オンロードおよびオフロードにおいて最適なパフォーマンスを発揮する究極のオフローダーとして刷新された。

＜メルセデスのEVで初となる革新的な4輪独立式モーターを搭載＞

今回発表したG 580は、Gクラスとしての伝統のデザインやオフロード性能を継承しつつ、EVならではの革新的なドライブコンセプトによって、内燃機関モデルでは味わえない全く新しいオフロード体験を実現。新機構の4輪独立式モーターを搭載しており、最高出力 108kWの各モーターが専用に強化されたラダーフレームの前後アクスルに2つずつ組み込まれ、システムトータルで 587PS（432kW）／1,164Nm を発揮。

また、4輪独立式モーターの搭載により、その場で旋回可能なG-TURN（公道での使用不可）、回転半径を大幅に縮小させる G-STEERING（公道での使用不可）等の最先端のオフロード走行を可能にした他、最大渡河水深はG 450 dの700mmを上回る850mmを実現しており、優れたオフロード走破性を実現。

116kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載。交流普通充電（AC 200V）および直流急速充電（CHAdeMO）に対応した充電システムが備わり、交流普通充電では出力6.0kWまで、直流急速充電では出力150kWまで対応が可能。

＜Gクラス伝統の堅牢なスタイリングに、EVモデル専用のディテールを随所に採用＞

外装では、スクエアなボディ、特徴的なドアハンドル、フロントフェンダーのウインカーレンズなどGクラス伝統のスタイリングはそのままに、さらに後端を持ち上げた力強いボンネットフード、リアホイールアーチに加えられたエアカーテン等、随所にGクラスのEV専用のディテールをあしらった先進的なデザインを採用。また、テールゲートにはスペアタイヤに代わってスタイリッシュなデザインボックスを装備。

AMGラインパッケージを標準装備している他、ナイトパッケージやEdition 1専用ブラックペイントを施した20インチAMGアルミホイール、ブルーアクセントをあしらったサイドストリップライン、ブルーブレーキキャリパー等の多彩なEdition 1専用装備を採用した他、LEDライトバンドとブラックのパネルがフロントマスクに先進的な表情を与えるブラックパネルラジエターグリルをオプション設定。

車体色には、MANUFAKTUR オパリスホワイトマグノ、MANUFAKTUR サウスシーブルーマグノ、MANUFAKTUR オパリスホワイト、MANUFAKTUR クラシックグレー、オブシディアンブラックを設定。

＜Gクラス伝統のデザインを踏襲した上質な室内空間を実現＞

上質な素材とクラフトマンシップが融合したラグジュアリーなインテリアや、丸型のエアアウトレット、助手席側のグリップハンドル等のGクラス伝統のデザインを踏襲。特徴的なデフロック機能のスイッチ周辺はG 580専用に再設計され、G-TURNやG-STEERINGの起動スイッチをレイアウトしている他、MBUXや最新世代のマルチファンクションステアリングホイール、キーレスゴー、Burmester 3D サラウンドサウンドシステム等の最新の装備を取り入れることで先進性と利便性を向上した。

また、AMGラインパッケージおよびナッパレザーシートやナッパレザーダッシュボード、MICROCUT ルーフライナー等を標準装備しているのに加え、Edition 1専用装備としてステアリングやシート、ダッシュボード等の随所にブルーステッチを採用。インテリアトリムにはブルーアクセントが織り込まれた AMG カーボンファイバーインテリアトリム（ブルーアクセント）を採用し、上質で先進的な室内空間とした。

ラゲッジルームでは、リアに620〜1,990L大容量ラゲッジルームを確保。リアシートは60:40の分割可倒式となっており、用途に合わせて自在にアレンジが可能。