神奈川工業高校、日産横浜自動車大学校、日産自動車、「次世代モビリティエンジニア育成コンソーシアム」を設立

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神奈川県立神奈川工業高等学校、日産横浜自動車大学校、日産自動車の3者は7月4日、自動車業界の競争力強化のための早期人財育成を目的として産学連携協定を締結し、「次世代モビリティエンジニア育成コンソーシアム」を設立したと発表した。

神奈川工業高校は、神奈川県で最初の工業高校として設立した113年の歴史をもつ伝統校。将来の国際社会、超スマート社会で活躍できるスペシャリストの育成を目指し理数、工業に関する基礎力を基盤とした創造的な問題発見・解決能力の育成をめざしたSTEAM教育に取り組んでいる。

日産横浜自動車大学校は、日産発祥の地である横浜にある自動車整備専門学校。自動車整備の国家資格取得を目指す学科に加え、モータースポーツ系のコースも有し、次世代の自動車業界に対応できるエンジニアを育てる学校。

同コンソーシアムでは、自動車産業発祥の地の一つである神奈川県で、工業高校、専門学校、企業が産学連携し、一貫した7年間の育成プログラムを運用することにより、次世代に対応できるモビリティエンジニアを育て、自動車業界の成長に貢献することを目的としている。

コンソーシアムの人財育成計画では、以下の2つのステップを予定。

<ステップ1>

神奈川工業高校での3年間で、自動車業界への認知拡大・好奇心の醸成することを目的に、日産自動車および日産横浜校からさまざまなプログラムを提供。自動車産業・モータースポーツの歴史を学べる見学会、日産テクニカルセンターの見学、自動車エンジニアとして現在活躍中の先輩との座談会、日産の最先端技術の授業等を通して、モビリティエンジニアになるための素養を醸成し、業界への興味を喚起する。

<ステップ2>

日産横浜校の4年間では、モビリティエンジニアに必要な知識・スキルを習得。日産自動車直営の整備専門学校ならではの充実した教育環境、最先端の技術を備えた実習車や特別授業により、自動車業界で即戦力となりうるモビリティエンジニアを育成。最終的には高度故障診断の実践的スキルを持った国家一級自動車整備士の資格を取得し、自動車業界の第一線で活躍できるエンジニアを育成する。

<コンソーシアム人材育成計画>

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