ホンダ「フリード」をフルモデルチェンジ、価格は250万8000円~

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ホンダは6月27日、新型「フリード」を6月28日より発売すると発表した。

8年ぶりにフルモデルチェンジされ、3代目となった新型フリードでは、「“Smile” Just Right Mover(“スマイル” ジャスト ライト ムーバー)」をグランドコンセプトに定め、人びとの暮らしだけではなく、使う人の気持ちにも寄り添い、日々の暮らしに笑顔をもたらすクルマとなることを目指して開発。

<e:HEVモデルとガソリンモデルの2車種をラインナップ>

パワートレーンでは、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」をフリードとして初搭載。1.5リッターDOHC i-VTECエンジンを搭載したガソリンモデルもラインアップした。

e:HEVモデルのエンジンは、先代ハイブリッドモデルに対して燃焼を高速化し、フリクションを低減することで最大熱効率を40%以上に引き上げ、走りと燃費をより高い次元で両立している他、モーターならではの低速域からの力強い走りと穏やかでスムーズな走りを実現。

ガソリンモデルでは、静粛性に優れたポート噴射エンジンを採用。CVTはフリクションの低減により伝達効率を向上させるとともに、ローレシオ設定により多人数乗車時にもスムーズな加速を実現。

ホンダ独自の「リアルタイムAWD」を、ハイブリッド・ガソリン両モデルに設定。特にe:HEVとの組み合わせにおいては、モータードライブの特長である大トルクを、素早く最適に駆動配分することで、さまざまな路面環境でより安定感のある走りを実現。

<上質でシンプルなデザインの「エアー」、力強く遊び心溢れるデザインの「クロスター」を設定>

上質で洗練されたシンプルなデザインの「フリード エアー」、力強く遊び心に溢れるデザインの「フリード クロスター」の2タイプを設定。

外装では、シンプルな造形かつ上質なデザインを採用するとともに、信頼感とクルマとしての使い勝手の良さを感じさせるスタイリングを目指して開発。フロントは、ヘッドライトやフロントグリルのシャープな造形により、凛とした表情を創出し、親しみやすさと所有する誇りを表現。

サイドは、ヘッドライトからキャラクターライン、リアライセンスガーニッシュまで、繋がりのある水平基調のラインで構成するとともに、高度なプレス技術によるシャープなキャラクターラインの造形とすることで、シンプルでありながら上質さを感じさせるデザインとした。

リアは、安定感がありスタンスの良い台形のフォルムや、先代モデルより低い位置に縦基調に配置したリアコンビネーションランプ等により、走りの良さや広い室内空間を外観からイメージできるデザインを目指した。

フリードクロスターは、フリードエアーで作り上げた信頼感のあるデザインをベースに、クロスター専用のブラックのフロントバンパーやホイールアーチプロテクター、サイドシルガーニッシュ、高輝度シルバーの専用フロントグリル、リアロアガーニッシュ、ルーフレール等、さまざまな専用装備を採用することで、フリードのもつ個性を生かしながらもアクティブな活動を後押しする力強さを表現した。

内装では、視覚的ノイズの少ないシンプルな構成とし、ストレスなく操作ができ、使う人がゆったりとした気持ちになれる空間を目指して開発。7インチTFT液晶メーターは、速度や現在時刻等の必要最小限の情報に絞り込んだシンプルな表示とし、見やすさとわかりやすさを追求。センターパネルは、運転に関する操作スイッチと空調などのスイッチを左右でゾーニングして配置することで、運転時も直感的なスイッチ操作を可能とした。

<取り回しのしやすいボディサイズを継承>

先代モデルでも好評の、フリードならではの取り回しのしやすいボディーサイズを維持するため、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」搭載による全長の拡大を45mmに留めた他、1列目のシート形状を工夫し、ウォークスルーや2列目シートへのアクセス性を向上する等、使い勝手を向上。

インホイールメーターの採用等により、水平基調でノイズレスなダッシュボードを採用し、すっきりとした前方視界を実現。またベルトラインを水平基調とするとともに、前方から側面を連続性のある視界とし、さらに3列目席はリアクォーターウインドウを四角基調に変更し先代モデルよりも窓の面積を拡大する等、全席で明るく開放感を感じることのできる室内空間とした。

フロントピラーの付け根をタイヤの真上に配置することで、タイヤの位置がイメージしやすく、車幅がつかみやすいデザインを採用。フロントピラーの一本化やドアミラーの位置の変更により、ななめ前方の視界を向上。

3列目シートは、座り心地の良さはそのままに、シート構造部の軽量化と薄型化を実現。また、シート跳ね上げ時の固定位置を低く、ほぼ垂直とすることで、荷室への張り出し量を最小限とし、畳んだ際のシート間の距離を現行より約160㎜拡大した。

<先進の安全運転支援システムを標準装備>

先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」を全タイプに標準装備。フロントワイドビューカメラと前後8つのソナーセンサーを用いたシステムを採用し、安全性を向上した。

【希望小売価格】250万8000円~343万7500円

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