横浜ゴム、「GEOLANDAR X-CV」がマツダ「CX-70」の新車装着用タイヤに採用

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横浜ゴムは6月3日、同社の「GEOLANDAR X-CV」(パターンナンバー:G057H)が、マツダが4月に北米で発売した新型クロスオーバーSUV「CX-70」の新車装着(OE)用タイヤとして採用されたと発表した。装着サイズは265/55R19 109V。

今回新車装着されたGEOLANDAR X-CVは、近年増加している高速性能と運動性能を重視したハイパフォーマンスクロスオーバーSUV向けに開発された「M+S(マッド&スノー)」規格の新次元ハイウェイテレーンタイヤで、高いハンドリング性能と快適な乗り心地に加え、転がり抵抗低減の両立を実現している。

また同タイヤの開発では、パターン、プロファイル、タイヤ構造に車両特性に合わせた専用チューニングを施している他、「人間特有のひらめき」や「発想力」と「AIが得意とする膨大なデータ処理能力との協奏」によって新たな発見を促しデジタル革新を目指す、同社独自のAI利活用フレームワーク「HAICoLab(ハイコラボ)」を活用し、進化計算(遺伝的アルゴリズム)により最適なピッチ配列を採用。現実データとシミュレーションによる仮想データを生成・収集し、AIで予測・分析・探索することで得た新たな知見が、本製品の技術開発の革新に活かされている。

同社では、2024年度から2026年度までの新中期経営計画「Yokohama Transformation 2026(YX2026)」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーロク)のタイヤ消費財戦略において高付加価値品比率の最大化を掲げており、その一環として、ADVANおよびGEOLANDARの新車装着を推進している。

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