1997年のパリ・ダカール・ラリー(パリダカ)で日本人初の総合優勝を果たした世界的ラリードライバー、篠塚建次郎(しのづか・けんじろう)氏が3月18日、膵臓(すいぞう)がんのため死去した。75歳だった。
篠塚氏は、1971年に三菱自動車に入社し、1991年・1992年にギャランVR-4で世界ラリー選手権のアイボリーコーストラリーを2連勝。パジェロで参戦した1997年のパリ・ダカールラリーでは日本人初の総合優勝を達成する等、国内外のラリー競技で輝かしい功績を残した。
かつて同氏が社員として所属した三菱自動車は、「当社のクルマで沢山の名シーンを残してくださった篠塚氏はモータースポーツ界に多大な貢献をされました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。」と哀悼の意を表した。