トヨタ自動車は10月3日、小型バス「コースター」の燃費性能未達に関する燃費補償ならびに重量税補償を開始すると発表した。
2022年3月に日野自動車が開発・製造した平成28年排出ガス規制(ポスト・ポスト新長期規制)対象エンジン「N04C(尿素SCRシステム搭載)」を搭載する同車において、実際の燃費性能が諸元値に満たないことが判明し、後日、日野自動車において燃費試験が不適切な方法で行われたことが認定された。今回の燃費補償および重量税補償は当該事案への対応となる。
具体的には、燃費性能が諸元値に満たないことへの燃費補償とともに、車検証差替えに伴い、重量税が変更となる車型に関し、旧重量税との差額を補償する他、旧重量税にて納付済の重量税に関しても、本来支払うべき税金の不足分として、同社より国に追納するとしている。
【対象車種】
- 車種:コースター、コースタービッグバン
- 台数:燃費補償対象約3,000台、重量税補償対象約600台
- 生産期間:2019年7月~2022年1月
- 生産工場:岐阜車体工業株式会社