島根半島の東端、三方を海に囲まれた港町、美保関町。国引き神話や国譲り神話の舞台となった歴史ある地で、神と海、人を結ぶことから聖なる岬とも呼ばれています。今回は、その美保関に建つ「美保神社」や「美保関灯台」でパワーをもらい、妖怪の町として知られる鳥取県境港市にて、あの妖怪漫画の世界に触れるスポットなどを紹介。島根から鳥取へ、山陰地方の魅力を巡るドライブへ出かけてみましょう!
※ 掲載記事に関して
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、紹介する施設によっては営業時間の変更や休業、イベントの延期・中止が生じる場合があります。また、情報は記事掲載時点のものです。お出かけの際は、事前にHPなどで詳細をご確認ください。
① 美保神社
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② 美保関灯台
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③ 江島大橋
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④ 水木しげるロード
えびす様の総本宮「美保神社」
潮風が吹く港町に佇む美保神社。本殿は美保造りと呼ばれ、大社造りを2棟並べた国の重要文化財で、荘厳な雰囲気が漂います。美保神社には、海上安全・大漁満足・商売繁盛の神様として信仰されている事代主神(ことしろぬしのかみ)、別名「えびす様」が祀られており、全国3000以上あるえびす様の総本宮でもあります。また、音楽の神として、神社には多くの楽器が奉納されているのだそう。美保神社を訪れたら、大国主命(大黒様)を祀る出雲大社との両参りがおすすめ。さらなるご利益が期待できるパワースポットです。
住所:島根県松江市美保関町美保関608
TEL:0852-73-0506
雄大な美保湾を望む「美保関灯台」
目の前に広がる海と空、周囲の木々など、自然とのコントラストが美しい白亜の灯台。島根半島東端の地蔵崎の先端に建ち、晴れた日には隠岐の島までの眺望が満喫できます。初点灯された明治時代の風情を感じる石造の建物が印象的で、「世界の歴史的灯台100選」「日本の灯台50選」にも選ばれています。また、かつて事務所や宿舎として使用されていた建物が、現在は灯台ビュッフェに。絶景を眺めながら、食事やカフェをゆっくりとお楽しみください。
住所:島根県松江市美保関町地蔵崎
TEL:0852-73-9001((一社)松江観光協会 美保関町支部)
“ベタ踏み坂”として話題の「江島大橋」
島根県松江市と鳥取県境港市を結ぶ江島大橋。橋が急勾配なことから、目の前に壁があるような錯覚に陥る人も少なくないはず。その見た目から、通称「ベタ踏み坂」と呼ばれ親しまれています。以前は跳ね橋が架かっていたため、船の往来の度に通行止めになっていたそうで、その問題を解決するために、高さ約45mという巨大な橋ができたのだそう。実際に車で走ってみてもよし、歩いてみてもよし、撮影するもよし。橋の中央からは、大山や中海に浮かぶ大根島を望む爽快感が味わえます。ぜひ体験してみてください。
住所:島根県松江市〜鳥取県境港市
TEL:0859-42-3705(境港管理組合)
子供も大人も魅了する妖怪の世界へ「水木しげるロード」
「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげる氏の出身地であり、「妖怪の町」としても知られる境港。JR境港駅から「水木しげる記念館」まで約800m続く水木しげるロードには、鬼太郎や目玉おやじをはじめとする妖怪ブロンズ像がいくつも点在しています。他にもお店や交番、街灯までも妖怪を感じるこだわり。さらに、「妖怪神社」や「ゲゲゲの妖怪楽園」などの妖怪をコンセプトとした施設や、水木しげるロードならではの妖怪グッズやグルメも満喫できます。日没後には、妖怪影絵やライトアップなど幻想的な演出も。まるで町全体がテーマパークのようで、遊び心満載な水木しげるロードは必見です。
※水木しげる記念館は建て替えのため休館中。2024年4月リニューアルオープン予定。
住所:鳥取県境港市大正町〜本町
TEL:0859-47-0121(境港市観光案内所)
“さかなのまち”境港の名物料理「海鮮丼」
日本屈指の漁港としても知られる境港で味わうグルメと言えば、まずは海鮮料理。中でも、新鮮な魚介類を一度にたっぷり味わえると人気なのが海鮮丼です。たくさんの種類の魚介がのった海鮮丼や、別のお皿に盛り付けてある刺身で自分好みの丼にする海鮮丼、インパクトがすごいボリューム満点の海鮮丼など、お店によって異なる自慢の海鮮丼をお楽しみください。
(写真提供:旨いもん市場 海月丸(かつきまる))
※本記事は、おでかけ情報ウェブマガジン「Drive!NIPPON」からの転載です。