ホンダは7月7日、SCSK株式会社とソフトウェア開発に関するパートナーシップに基本合意したと発表した。
近年の自動車業界における電動化、自動化、コネクテッドカーの普及加速に対応するためには高いソフトウェア開発力が不可欠となっている他、今後は次世代モビリティの価値創造に向けて、ソフトウェアがハードウェアやサービスの価値を定義する「ソフトウェアデファインドモビリティ」の発想に基づく開発が加速していくなど、ソフトウェア開発の重要性が増加している。
今回ホンダでは、ソフトウェア開発のシームレス化と高速化ができる体制の構築を目的として、SCSKとのパートナーシップの基本合意書を締結。同パートナーシップを通じて、ホンダが持つシステム制御技術や安全制御技術と、SCSKが持つIT技術等の互いの強みを活かして、次世代の競争力のあるソフトウェアデファインドモビリティ製品・サービスの開発を目指すとともに、ソフトウェアエンジニアの継続的な育成に取り組むとしている。
【ホンダとSCSK、パートナーシップに基づく両社の協業内容】
以下の領域におけるソフトウェア開発を実施
- 次世代電子プラットフォームのオペレーティングシステム
- 電動パワートレーン
- 先進安全、自動運転
- IVI(インビークルインフォテインメント)
【パートナーシップに基づく検討内容】
- “協働”開発:両社でともに開発に取り組みながら、積極的な人材交流もできる「協働開発オフィス」の設置。
- ソフトウェアエンジニアの育成:両社の強みを生かした人材育成施策の推進。
- 新たな価値創造に向けた取り組み:ソフトウェアデファインドモビリティに対応する開発プロセスや新たな開発用ツールの共同開発等。