日産と丸亀市、EVを活用した地域課題解決に向けて連携

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香川県丸亀市と、日産自動車、香川日産自動車、日産プリンス香川販売の4者は6月27日、脱炭素社会の実現および災害対応等、地域課題の解決に向けて電気自動車を活用する「包括連携協定」を締結したと発表した。

丸亀市は、2050年までに地域の温室効果ガスの実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を宣言。さらに2030年度における再生可能エネルギー導入量を設定し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを実施。その一環として、環境対策のため公用車として電気自動車(EV)「日産リーフ」を導入し、持続可能なまちづくりを推進している。

また日産自動車は、EVに関するノウハウやネットワークを活かし、脱炭素、災害対策、エネルギーマネジメント、エコな観光、地方での交通課題などの地域課題解決により、社会変革をしていく日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を推進しているのに加え、EVの普及によるSDGsの達成やゼロ・エミッション社会の実現を通じ、人とクルマと自然が共生し、住む人がワクワクするまちづくりによる地域社会の発展に貢献するため、全国の自治体や企業と連携して活動を行っている。

今回は日産自動車が推進する「ブルー・スイッチ」と丸亀市が目指す「ゼロカーボンシティ」の実現に向けた取り組みに両者が賛同し、協定締結が実現した。両者は今後、丸亀市が目指す「ゼロカーボンシティ」の実現、ゼロ・エミッション社会の先にある美しい自然環境の保全、クリーンで住みやすい持続可能なまちづくりに向け、共創すると述べている。

【協定項目および取り組み例】

①EVの普及・利活用

  • 公用車におけるEVの計画的整備
  • EV普及に関する諸施策
  • イベント等にてEV展示や電力供給

②EVを活用したエネルギーマネジメント

  • 市が所有する施設において、再生可能エネルギーとEVの蓄電池機能を組み合わせ電力の地産地消を促進

③EVを活用した地域交通課題解決

  • EVを市内の交通結節点への移動手段とし、公共交通機関へのアクセス向上

④EVを活用した観光促進

  • 観光施策実施による環境負荷低減

⑤EVを活用した防災・災害対策

  • 発災時に販売会社及び市と連携して避難所等の非常用電源としてEVの貸与及び充電器の使用許可

⑥その他、協議し必要と定める事項

 

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