トヨタ自動車、豊田通商、三菱化工機の3社は6月26日、バイオガスから水素を製造する装置を、本年11月からタイ国内に導入すると発表した。
タイに導入される水素製造装置では、現地の鶏糞や廃棄食料由来のバイオガスを利用して水素を製造。同国の水素およびカーボンニュートラル社会の実現に貢献する。
装置の制作は三菱化工機が担当し、トヨタと豊田通商が水素製造におけるバイオガスや水素の圧縮、貯蔵、輸送に関わる全体のシステム構築および導入、運用体制構築の検討を行う。
さらに、従来の水素ステーション関連設備としての水素製造装置とは異なるため、現地事情も加味した設計の適正化について、3社およびそれぞれの現地事業体とも連携を図り、議論しながら進めるとしている。