日産自動車、沖縄県八重山郡竹富町、琉球日産自動車株式会社の3者は5月19日、竹富町や西表島の自然を守るため、電気自動車(EV)を活用した「脱炭素化社会の実現に向けた連携協定」を締結したと発表した。また併せて、西表島ならではのEV活用方法の検討と実現を目指すとしている。
竹富町は、脱炭素社会の実現に向けて、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロに取り組む「ゼロカーボンシティ」を表明し、温室効果ガスの削減対策を推進するほか、災害・停電対策やSDGsの推進も取り組んでいる。
また日産は、脱炭素、災害対策、エネルギーマネジメント、観光、地方での交通課題などの地域課題解決により、社会を変革する日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を推進しており、全国の自治体・企業と連携した活動を行っている。
今回は日産が推進する「ブルー・スイッチ」と竹富町が目指す西表島における温室効果ガスの削減や強靱なまちづくりの実現に向けて共に協力していくことに賛同し、協定締結が実現した。両者は今回の協定や西表島での取り組みを通じて、EVの普及促進による脱炭素社会の実現に向けて環境対策や災害・停電対策等に取り組み、自然環境の保全や持続可能なまちづくりを推進すると述べている。
【協定項目と主な取り組み内容】
【西表島でのEV利活用の検討について】
- 期間: 2023年5月19日~2024年4月末(約12カ月)
- 使用車両: 日産リーフ 1台