日産、登別市、北海道日産自動車株式会社、札幌日産自動車株式会社、日産プリンス札幌販売株式会社の5者は5月11日、ゼロカーボンの実現や強靭なまちづくりに向けて電気自動車を活用する「電気自動車を活用した脱炭素化及び強靱化に関する連携協定」を締結したと発表した。
登別市は、脱炭素社会の実現に向けて、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」への挑戦を表明。地域資源の有効利用や、地球温暖化対策を積極的に推進しているほか、「日産リーフ」を公用車として導入し、今後も新市庁舎の建設に合わせてEV導入を検討するなど、環境対策や防災対策に取り組んでいる。
また日産は、脱炭素、災害対策、エネルギーマネジメント、観光、地方での交通課題などの地域課題解決により、社会変革を行っていく日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を推進しており、EVの普及によるゼロ・エミッション社会の実現を通じて、地域社会の発展に貢献するため、全国の自治体・企業と共に活動している。
今回は日産が推進する「ブルー・スイッチ」と、登別市が目指すゼロカーボンや強靭なまちづくりの推進に向け共に協力していくことに賛同し、協定締結が実現した。
【連携項目と取り組み内容】
①電気自動車の普及促進、利活用に関すること
- EVの普及促進を図るため、登別市、日産自動車、北海道日産自動車、札幌日産自動車、および日産プリンス札幌販売は、電気自動車の「走る蓄電池」としての活用を通じて、市民の環境・防災意識向上を目指す。
②災害における電気自動車の活用に関すること
- 登別市で災害を起因とする停電が発生した際、EVを電力源として活用するため、市が指定する避難所等に、日産の販売会社の店舗に配備しているEVの貸与と充電スタンドの使用を無償で行い、市民の生命及び身体の安全を守る。