メルセデス・ベンツ日本は4月27日、スポーツコンパクトモデル「Aクラス」にスポーツモデル「メルセデス AMG A 35 4MATIC」(以下「A 35 4MATIC」)と「メルセデス AMG A 45 S 4MATIC+」(以下「A 45 S 4MATIC+」)を、プレミアムコンパクトセダン「Aクラスセダン」にスポーモデル「メルセデス AMG A 35 4MATIC セダン」(以下「A 35 4MATIC」)を追加し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて発売した。
Aクラスは、ワイド&ローのプロポーションとアグレッシブで若々しいスタイリングにメルセデス・ベンツの先進技術を注ぎ込むことで高い快適性を持つ、スポーツコンパクトモデル。Aクラスセダンは、AクラスやBクラスなどに使用している最新の前輪駆動シャシーをベースにしたプレミアムコンパクトセダン。セダンのフォーマルさと、Aクラスの持つ若々しいイメージを融合させたモデルで、コンパクトなボディサイズを特長としている。
新型「A 35 4MATIC」および「A 45 S 4MATIC+」は、内外装のデザインを刷新するとともに、ナビゲーションシステムをSクラス等に採用している最新世代にアップデートし、MBUX ARナビゲーション、アドバンスドサウンドシステム等を標準装備。さらに、A 35 4MATICには48V電気システムとBSG(ベルトドリブン・スタータージェネレーター)を搭載することで、効率性、快適性、高性能化を同時に実現している。
【A 35 4MATICに48V電気システムとBSGを搭載】
A 35 4MATIC には、最高出力 306PS(225kW)、最大トルク 400N・m を発揮する2.0 リッター直列 4 気筒ターボエンジン「M260」を搭載。低回転域での力強く、自然なレスポンスと、中高回転域での伸びやかな加速感を両立させるため、ツインスクロールターボチャージャーや可変バルブリフトシステム「CAMTRONIC」を採用。今回の改良にあたり、ベルトを介してクランクシャフトと接続される、スターターとジェネレーターを兼ねるモーター「BSG」と「48V 電気システム」を採用。回生ブレーキ等により発電した電気を約1kWh のリチウムイオン電池に蓄電し、振動の少ないエンジン始動、滑らかで力強い加速、素早いギアシフトなどの必要に応じて、最大トルク160N・mの動力補助を行い、燃費低減効果だけでなく、パワートレインの総合性能を引き上げたほか、ウォーターポンプが電動化され、冷却能力を必要に応じて最適に調整することが可能となったため、さらに効率化された。
A 45 S 4MATIC+には、M260エンジンと同様にツインスクロールターボチャージャーや可変バルブリフトシステム「CAMTRONIC」を採用し、最高出力421PS(310kW)、最大トルク500N・mを発生する2.0リッター直列4気筒ターボエンジンの「M139」を搭載。また、最大トルクを5,000から5,250rpmの範囲で発生するなど、トルクカーブが自然吸気エンジンに近い特性を実現しエモーショナルな加速を可能としているほか、レスポンスや吹け上がりの改善も行い、レブリミットも高く、7,200rpmに設定するなど、ピュアスポーツカー並みのエンジン性能を備えている。
【AMG スピードシフト DCT 8速デュアルクラッチトランスミッションを採用】
両モデルにはAMG スピードシフト DCT 8速デュアルクラッチトランスミッションが組み合わされ、全速度域でのきわめて自然な加速性能や、素早いシフトとシフトアップ時の最適なギアのつながりが得られるようにセッティングされ、俊敏でダイナミックで気持ちの良い加減速を実現。エグゾーストシステムには自動制御のフラップを装備している。
【スポーティに刷新したエクステリア】
フロントでは、 縦ルーバーをあしらったAMG専用フロントグリル(A 35 4MATIC)や、 新デザインのボンネットエンブレムを装備し、シャープな印象を与える水平基調のヘッドライトデザインを採用したほか、 サメの尖った鼻先を想わせる前傾したフロントエンドによりシャープさを強調するなど、よりスポーティに刷新。
リアにおいては、スポーティかつ安定感のあるリアビューを演出する新デザインのリアディフューザーや、 LEDリアコンビネーションランプのデザインを水平基調にすることで、よりシャープな印象を与えるデザインを採用。
さらに、よりスポーティなホイールデザインに刷新。A 35 4MATICには18インチAMG 10スポークアルミホイール、A 45 S 4MATIC+には19インチAMG 5ツインスポークアルミホイールを装備し、外装色に新色「ローズゴールド」を追加した。
【直感的な操作が可能なステアリングホイールを採用】
インテリアには、3本のツインスポークにより近未来的なスポーティさを演出する、新世代のステアリングホイールを採用。ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定を手元で完結できる機能性を備え、従来はタッチコントロールボタンへの接触やステアリングホイールにかかるトルクで判定していた、ディスタンスアシスト・ディストロニック使用時のハンズオフ検知機能のために、新たにリムに静電容量式センサーを備えたパッドを採用。また、センターコンソールに設置していたタッチパッドを廃止し、すっきりとしたインテリアデザインとなったほか、A 35 4MATICではオプションのアドバンスドパッケージを選択すると、シックで高級感のあるインテリアを演出する本革ブラックをの選択が可能となった。
さらに、A 35 4MATICのレザーARTICO/MICROCUT のシート中央部には、シート表面の65%、内部材料の85%がリサイクルから得られた原料を使用したファブリックを採用している。
【最新世代の代の対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を標準装備】
最新世代の対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を採用。音声認識機能は多くのインフォテインメント機能(目的地入力、電話通話、音楽選択、気象情報)に加え、クライメートコントロール、各種ヒーター、照明など多様な機能にも対応しているほか、音声認識だけではなく、タッチスクリーン、ステアリングホイールにあるタッチコントロールボタンでも様々な操作をすることが可能となっている。また、メルセデス・ベンツの最新世代のナビゲーションシステムと、MBUX AR (Augmented Reality = 拡張現実)ナビゲーションも採用した。