日産は3月17日、送迎時の幼児車内置き去り防止をサポートする、後付けタイプの「車内置き去り防止支援システム」を開発し、全国の販売会社において6月より順次発売すると発表した。なお、対象車種はシビリアン、キャラバンとなる。
「車内置き去り防止支援システム」は、車両のエンジン停止後、運転者や乗務員へ音声案内で車内に残った人員の確認を促し、確認が実施されない等でスイッチが押されなかった場合、車外へ警報を発するのに加え、万が一車内に取り残された幼児などが、自ら助けを求める際にスイッチを押すことでも車外へ警報を発し、幼児の車内置き去りを防止する。
【「車内置き去り防止支援システム」機能の概要】
<リセットスイッチ:乗務員へ車内の確認を促す音声案内と確認未実施時に車外へ警報を行う>
- エンジン停止後、車内の確認を促す音声案内を開始
- 乗務員が車内に幼児などがいないかを確認後、車両最後部に設置したリセットスイッチを押すことで、音声案内が停止
- 音声案内開始から一定時間経過してもリセットスイッチが押されない場合、ホーンの吹鳴と、ハザードランプが点滅
<SOSスイッチ:万が一車内に取り残された際、スイッチを押すことで車外へ警報を行う>
- 取り残された幼児が自ら助けを求める場合、車内に設置したSOSスイッチを押すことで、ホーンの吹鳴とハザードランプが点滅
- 集中ドアロック付車は、SOSスイッチを押すと連動してドアロックが解除
<対象車種>
- シビリアン(幼児通園専用車)年式 2003年4月~
- キャラバン(幼児通園専用車)年式 2005年4月~