一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(Toyota Mobility Foundation、以下「TMF」)は3月10日、アイデアやソリューションの社会実装を目指すアイデアコンテスト「Make a Move PROJECT」の「Fun & Safety~安全かつ最高に楽しい体験を」部門において、2023年前半の活動に取り組む5チームを採択したと発表した。
2022年より開始した同コンテストでは、「舞台は、サーキット。可能性は無限大。楽しさの追求は、安全の追求につながっている。」をコンセプトに、モータースポーツのノウハウなどを活用した交通安全、地域活性化に向けたアイデアやソリューションを募集。実証地には長年にわたり幅広いドライバーの運転技術向上に取り組んできたエビスサーキット(福島県二本松市)を選定するとともに、74の団体・個人の応募に対して、革新性、持続可能性の観点や、外部有識者の意見などを踏まえ、評価を実施し、その結果、書類選考を通過した16チームは、エビスサーキットにおいてアイデアの磨き上げを実施した。
上記活動を通じ、2023年2月までに最終選考で採択された5チームには、2023年前半の活動のため、1チーム当たり最大5,000万円、総額1.7億円の活動支援金を授与した。また、7月にはエビスサーキットでの実証を予定しており、その結果を受けてさらなる活動につなげるとしている。