アジア市場では初めて最新のコーポレートアイデンティティー（CI）を採り入れた、ロータス東京原宿ショールームが昨年末リニューアルオープンした。
これまでやってきたことを一旦白紙に戻し、必要なモノだけを新たに採り入れる。それによりさらに多くのものを得ることができる、という考えによりデザインされた新ショールームは、シンプルかつ明快、原宿にふさわしいブティックを思わせる佇まいを持つ。
従来は車両が4台展示されていたが、新ショールームは最大2台展示となった。新CIにより、いわゆる商談スペースがなく、フォーラムテーブルと呼ばれる大きな楕円形状のテーブルが置かれている。
このテーブルは、人が集う場所としてショールームスタッフと来店客が、あるいは来店客同士で、さらにはスタッフの仕事場にもなる、フレキシブルかつカジュアルなスペースになる。
テーブル上にはパーソナルコンピューターの端末が置かれ、カーコンフィギュレーションや動画により、クルマのシミュレーションができる。さらに、新ショールームには紙のカタログがなく、QR コード化されていて自宅に持ち帰ることができる。
また、ショールームの一角にはブラインドを縦に置いたような、細い柱状で構成されるアルミスクリーンも配置される。クルマの背景として単なる壁ではなく、隙間から見え隠れする景色が動きや移動感を演出し、ニューモデルを強く印象付けることができる。
今後はマーチャンダイズ（ウェア類やグッズ類の販売）にも力を入れていく。そのディスプレイもロータス車をイメージしたもので、エアインテークの形状やカーボンが用いられている。
現在、ロータスはモデルラインアップも変わりつつある。ミッドシップスポーツカーのエミーラ（2種類のガソリンエンジンの搭載や、AT車も設定）に、電気自動車のSUVであるエレトレも発表された。これまでのコアなファンが選ぶスポーツカーブランドから、より多くの人が選べるスポーツカーブランドに変わりつつあり、これからが楽しみなブランドでもある。
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- 所在地：東京都渋谷区神宮前1-4-16
- 電話：03-6440-0838
- 営業時間：10時～19時
※メイン写真は期間限定で特別展示されたロータス・エミーラ V6ファーストエディション
