CJPTと福岡県、燃料電池車両普及に向けた取り組みに関する連携協定締結

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Commercial Japan Partnership Technologies株式会社(以下「CJPT」)と福岡県は12月26日、カーボンニュートラル実現に向けた水素社会構築を目指して、物流事業や公共交通機関、公用車での燃料電池車両(FCモビリティ)導入拡大などの共同での取り組みに関する連携協定を締結したと発表した。

国の「グリーン成長戦略」で、水素はカーボンニュートラルのキーテクノロジーと位置付けられ、福岡県では本年8月に公表した新たな水素戦略「福岡県水素グリーン成長戦略」において、水素を生成する際にCO2を排出しない“グリーン水素”普及などの「水素製造のイノベーション」、工場やモビリティにおける「水素利用の拡大」、それらの推進による「水素関連産業の集積」に重点的に取り組むことを決定。安定的かつ大量に水素を使用するトラック等商用FCモビリティの先行導入し、水素の利用拡大や産業・地域振興を推進している。

CJPTはCASEの社会実装・普及に向けたスピードを加速し、社会課題の解決やカーボンニュートラル実現を目標に、「電動化」・「物流効率化」に取り組んでおり、「電動化」においては、ハイブリッド車(HEV)/電気自動車(BEV)などに加えて、日本のエネルギー事情も鑑みた水素の普及を視野に、生活に近い場所で使用可能な商用ならびに公共のFCモビリティの企画にも取り組んでいる。

【共同取り組みの骨子】

  1. FCトラック/乗用車を通じた商用・公用車両へのFCモビリティの導入企画と実行
  2. 地域交通等へのFCモビリティ導入企画と実行
  3. FC大型モビリティの幹線道路活用に向けたインフラ整備の促進

今年度のFC小型トラックの物流事業者への導入を皮切りに、さらなるFCモビリティの普及に向け取り組みを実施。食料品や日用品などを配送するFC小型トラックの導入拡大に加え、塵芥車(ごみ収集車)や救急車などの公用業務車両のFC化、地域交通におけるFC大型バスや、人口の少ない地域にも活用できるFC小型バスの導入、そして、幹線道路を走る長距離トラックといったFC大型モビリティを見据えたインフラ整備など、中長期的な目線での段階的な活用拡大に向けた企画・検討を行う。

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