福岡県宗像市を「日本一キャンピングカーが集まる場所にしていきたい」との思いで、昨年初開催された「道の駅むなかたキャンピングカーショー&アウトドアイベント」。今年も第2回目が10月22日、23日の日程で開催された。
イベントでは、主に九州エリアを拠点とするキャンピングカービルダーが出展。車両展示をはじめ、各種ステージショーや車中泊体験などが行われ、イベント期間中は多くの来場者で賑わいを見せた。
会場となった「道の駅むなかた」は、年間180万人が訪れる、九州・沖縄エリアでも特に来場者数の多い道の駅だ。玄界灘で獲れた鮮魚や水産物等の特産品直売所が有名で、開店前から長蛇の列ができる人気スポットでもある。キャンピングカーのショー会場にも買い物の帰りの客が多く見られ、初めてキャンピングカーを見学するといった姿も見られた。
道の駅とキャンピングカーとのコラボイベント
本イベントの特徴は、これまでにない道の駅とのコラボレーションイベントであることと、キャンピングカーに一晩宿泊できる体験イベントを行なっていることだ。
道の駅はキャンピングカーでの活用機会が多い旅のスポットでもあり、特に道の駅むなかたは、昨年は宗像市の伊豆美沙子市長も視察に訪れるなど、クルマ旅の誘致にも積極的だ。2023年には、同施設内にRVパークの開設が予定されており、観光やグルメを堪能する旅の拠点づくりも進んでいる。
「はじめての車中泊体験」では、今回も5組のファミリーが参加。車中泊は初めてという家族が、子供たちとバーベキューを楽しむ姿が印象的であった。
九州本拠のビルダーが数多く出展
ショー会場では、福岡市に本社を置く「ナッツRV」や「RVトラスト」、熊本の「朝倉自動車」や「ホワイトトップ」の他、大手ビルダーの「ホワイトハウス」や地元の自動車ディーラーなどが車両を出展。ナッツRVのキャブコンは国内でもトップクラスの販売台数を誇るモデルとあり、スタッフの説明を受けながら、じっくり見学する来場者も多かった。
また、ステージゾーンでは宗像市出身の吉本芸人「とらんじっと」が今年も会場を盛り上げ、地元の福岡県立宗像中学校・高等学校と東海大学付属福岡高等学校の吹奏楽部による演奏も行われた。
クルマ旅と地元の観光産業を担う道の駅という相性の良い今回のイベントの成功により、今後は「道の駅むなかた」に続く、新たなキャンピングカー&道の駅イベントにも期待したい。