トヨタ、「bZ4X」専用のKINTOサブスクプラン月額と申込金を改定して受付再開 -

トヨタは10月26日、販売を停止していたBEV「bZ4X」の販売を再開した。販売再開にあたっては5月に公表したKINTOのサブスクリプションプランの月額利用料と契約時の申込金を改定し、新規の申込み受け付けを開始した。なお、新規契約のbZ4Xについては、来年1月下旬以降、順次生産を始め、その後、およそ1か月での納車を予定している。

【月額利用料・申込金の一覧】

改定後の月額は、10年の契約期間のうち、最初の4年を10万6700円（税込）、申込金は38万5000円（税込）とした。なお、クリーンエネルギー自動車を購入した際に国から交付される「CEV補助金」のほか、地方自治体からの補助金を適用する場合、月額をその分減額することが可能。また、全体の料金体系については、これまでと同じく5年目以降、月額を毎年段階的に引き下げるほか、中途解約金をゼロとしている。

自動車保険や自動車税、メンテナンス代、車検代などの諸経費、契約期間中の電池性能（10年20万km/電池容量70％）の保証、コネクティッドサービスの利用にかかる費用を月額に含める点は、これまでと同様としている。

【料金体系】

さらに、法人についてもサービスの対象に追加し、今回改定したプランへの申込みの受け付けを開始した。法人の場合、自動車保険や自動車税、メンテナンス代などの諸経費の支払いを月額利用料として一本化し、損金として会計処理することで減価償却が不要になるほか、自動車保険の補償対象に役職員やその家族を含められる点を利点としている。なお、個人と同様、オンラインでの手続きのみで契約までを可能としている。

今回のプラン改定を受けて、東京・大阪・愛知で約500組「bZ4X」の試乗ができるイベントを設定し、予約の受け付けを開始した。同イベントでは、試乗とあわせて、「bZ4X」で提供するプランを詳しく説明するほか、トヨタの担当者が充電に関する相談を受け付ける場も用意する。