ステランティスジャパンは10月24日、フラッグシップモデル「グランドチェロキー」に、取り回しに優れた標準ボディ仕様を追加す ると共に、モーターのみで最長53kmを走行できるPHEVを設定し、全国のジープ正規ディーラーを通じて受注を開始した。価格(消費税込)は892万円〜1,232万5000円です。
今回追加した5名乗車の標準ボディ仕様は、全長4,900mm(Summit Reserve 2.0L 4xeは4,910mm)、全幅1,980mm、全高1,810mm、ホイールベースは2,965mmと、7人乗り仕様に対して全長が約300mm、ホイールベースが125mm短縮され、最小回転半径は6.0mを実現した、取り回し性に優れたモデル。
また、モデル初の電動化仕様となるプラグインハイブリッド車と、ガソリン車の2タイプを設定。プラグインハイブリッドのパワートレインは、2.0ℓ直列4気筒ターボエンジン、電気モーター2基、350Vバッテリーパック、8速オートマチックトランスミッションで構成され、燃料消費を最小限に抑制している。モーターのみでの最長走行可能距離は53kmを実現し、ハイブリッド燃料消費率においては10.4km/ℓ(WLTCモード)を達成している。ガソリン車は、2.0ℓ直列4気筒ターボエンジンに8速オートマチックトランスミッションが組み合わされ、最高出力272ps、最大トルク400Nmを発揮する。
プラグインハイブリッド車では、ブレーキペダルを踏むと電気モーターによる回生ブレーキが作動し、発生した電気はバッテリーパックへと蓄えられるほか、回生ブレーキの効果を最大化する「Max Regen」機能を任意に選択することも可能となっている。さらに、走行モードを「HYBRID(ハイブリッド)モード」「ELECTRIC(エレクトリック)モード」「e-SAVEモード」の3種類から選択できる「Eセレク」機能を搭載している。
エクステリアは、1963年に登場したラグジュアリーSUVの初代「ワゴニア」にインスピレーションを得ながら、最新のデザイン手法によりモダンに仕上げられた「グランドオチェロキー L」のスタイリングを踏襲。なお、プラグインハイブリッドモデルの「Limited 2.0L 4xe」「Summit Reserve 2.0L 4xe」には、それぞれ専用デザインのアルミホイールが採用されている。
ボディカラーは、ブライトホワイト、ヴェルヴェットレッド、ダイヤモンドブラッククリスタル、バルティックグレーメタリックの4色を設定し、「Summit Reserve 2.0L 4xe」では、ボディカラーに関わらずブラックペイントルーフが組み合わされ、インテリアカラーでは、Summit Reserve 2.0L 4xeのバルティックグレーメタリックではテュペロ ブラウンの内装、その他のモデルにはブラックの内装が組み合わされる。
「グランドチェロキー」では、すべてのモデルに新世代の車載通信モジュール「テレマティックボックスモジュール(TBM)」が採用され、VICS(渋滞情報)やPOI(ジャンルや施設名称による検索)、天気予報などの情報が取得できるほか、専用アプリで設定した目的地をナビに送信できる目的地送信機能、車両停車位置から最終目的地までの徒歩経路を案内するラストマイルナビゲーション、オイル量やタイヤ空気圧など、車両のコンディションに異常があった場合に通知する、ヘルスアラート機能など、カーライフが充実する便利なコネクティビティ機能を数多く搭載している。