ダイハツ、「ハイゼット」「アトレーワゴン」など計7車種リコール 操舵不能のおそれ

all 業界ニュース

ダイハツ工業は10月20日、「ハイゼット」「ハイゼット デッキバン」「アトレーワゴン」、スバル「サンバー」「サンバー オープンデッキ」「ディアス」、トヨタ「ピクシスバン」計7車種のかじ取り装置(ステアリングギヤ)に不具合があるとして86,483台のリコールを国土交通省に届け出た。対象となる製作期間は令和元年8月1日~令和2年9月16日。不具合の発生件数は27件。

不具合の部位はかじ取り装置(ステアリングギヤ)で、ステアリングギヤにおいて、ブーツ取付け部のシールが不適切かつエアコンドレンホースが直上にあるため、エアコン凝縮水が当該取付け部に滴下しギヤ内部に浸入するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ギヤ内部に錆が生じて異音が発生し、最悪の場合、ベアリングが破損し操舵ができなくなるおそれがある。

改善措置は、全車両でエアコンドレンホースに延長用ホースを追加するとともにステアリングギヤのブーツ内を点検し、水の浸入が認められたものはステアリングギヤを新品と交換する。水の浸入が認められないものはブーツを適正に取付ける。

Tagged