三菱ふそう、「スーパーグレート/エアロエース/エアロクィーン」計3車種 3万9,676台をリコール

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三菱ふそうトラック・バスは7月5日、「ふそう スーパーグレート」「ふそう エアロエース」「ふそう エアロクィーン」計3車種の電気装置(電装品制御 ECU)および制動装置(駐車ブレーキ警告灯用スイッチ)に不具合があるとして計3万9,676台のリコールを国土交通省に届け出た。対象となる製作期間は平成29年3月24日~令和3年9月27日。

電気装置(電装品制御ECU)不具合の対象車種は「ふそう エアロエース」「ふそうエアロクィーン」で、大型観光バスにおいて、電装品制御ECUのプログラムが不適切なため、① 駐車ブレーキを解除しても、駐車ブレーキの作動状態を正しく表示しない場合があるほか、制動灯、車両側面のターンシグナルランプ、番号灯、EZGO(坂道発進補助装置)、ヒルホルダ等が機能しなくなるおそれがある。② シートベルトを外した状態であっても、『シートベルト着用警告』のポップアップメッセージが表示されない。 改善措置は、全車両で電装品制御ECUのプログラムを対策品に書き換える。不具合の件数は①が9件発生している。

制動装置(駐車ブレーキ警告灯用スイッチ)不具合の対象車種は「ふそう スーパーグレート」「ふそう エアロエース」「ふそう エアロクィーン」で、大型トラック・バスにおいて、駐車ブレーキ警告灯用スイッチが不適切なため、エア配管内に発生する凝縮水によって当該スイッチが正常作動しなくなるものがある。そのため、駐車ブレーキを解除しても、駐車ブレーキの作動状態を正しく表示しない場合があり、Dレンジでの自動変速が不能(マニュアルモードでの変速は可能)になると共に、EZGO(坂道発進補助装置)とヒルホルダ等が機能しなくなるおそれがある。 改善措置は、全車両で駐車ブレーキ警告灯用スイッチを対策品に交換すると共に、装着位置を変更する。不具合の件数は708件発生している。

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