ミシュランは、6月7日にドイツのバンベルク郡でクリーンテックイノベーションパークの起工式を実施したと発表した。
クリーンテックイノベーションパークは、2019年9月に閉鎖を発表した、ミシュランの工場跡地活性化プロジェクトの一環で、敷地面積8,000m2、築50年のミシュランのバンベルグ・タイヤ製造拠点(ドイツ・ハルシュタット市)を全面改装して、イノベーションを推進する新施設を建設。人工知能、デジタル化、持続可能なモビリティ(水素およびe-モビリティ)の専門企業を受け入れるほか、CO2排出削減の最先端技術を開発し、バイエルン州北部の自動車産業の変革を支援するとしている。
同パークは、大学、研究機関、スタートアップ、有名企業、専門中小企業などからの様々なスキルを繋ぎ、イノベーションにおける唯一無二のネットワーク拠点となることを目的としている。2021年12月設立の合弁会社“クリーンテックイノベーションパークgmbH”が管理し、ミシュランが資金を提供、改装費用は約3,700万ユーロと想定され、2023年末までに稼働を予定している。
ミシュランのCEOのフロラン・メネゴー氏は、「バンベルグで今日、希望に満ちた新たな冒険が始まりました。自治体とも連携し、歴史ある施設を変換し、熟練労働者市場を活性化するミシュランチームのノウハウを紹介します」と語った。