一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(Toyota Mobility Foundation 以下「TMF」)は6月1日、「もっといいモビリティ社会」の実現に向け、様々な想いやノウハウを持った人々とともに、アイデアやソリューションの社会実装を目指すアイデアコンテスト「Make a Move PROJECT」を開始した。なお、同日より応募を受付けている。
TMFは、人々が多様な移動手段を活用し、心豊かに暮らすことができるコミュニティづくりを目指して、国内外において様々な活動を実施しており、今後、こうした活動を発展させていく上で不可欠なイノベーションの促進に向け、同コンテストでは、多様な分野で活動している個人や団体が新たなアイデアやソリューションで競い合い、選考のステップを経るにつれて活動支援金が増加する仕組みとしている。
また、選考されなかった人々が、選考に残った案件を応援することができるなど、同コンテストの参加者同士が繋がり、持続的にイノベーションが生まれるコミュニティをつくりながら、未来にとって価値あるソリューションが生まれ、定着していくことを目的としている。
同コンテストの第一弾として、「Mobility for ALL ~移動の可能性を全ての人に」をテーマに、モータースポーツに焦点を当て、障がいの有無にかかわらず誰もがモータースポーツ観戦を楽しめるようにしたり、またレース会場へ移動する場合はその道のりを楽しく快適に過ごすためのアイデアやソリューションを6月1日~17日まで募集。様々なアイデアの創発のきっかけとなるよう、視覚、聴覚、身体に障がいのある人々のサーキット会場での感想などをまとめた動画を公開している。
募集締め切り後、一次選考を通過した案件には、本年10月15日~16日に岡山国際サーキットで行われるレース会場において実証実験をするための活動支援金(一件あたり 最大1,500万円)を授与し、その後、最終選考で採択された案件には、社会実装に向けて取り組むための支援金を授与する。
また、第二弾として、「Fun & Safety ~安全かつ最高に楽しい体験を。」をテーマに、7月に募集を開始するとしている(詳細は後日Webサイトにて公開)。
【アイデアコンテスト「Make a Move PROJECT」概要】
◆各テーマ応募対象者:コンテストのコンセプトに共感し、共に活動可能な国内外の個人・団体(営利・非営利を問わない)
<募集テーマ①Mobility for ALL ~移動の可能性を全ての人に。>
- 募集期間:2022年6月1日~6月17日(~23:59)
- コンセプト:誰もが自分らしくいられる世界を目指して。障がいの有無にかかわらず誰もが心からレースを楽しむためには?
- アワード:一次選考/採択された案件に対し最大1,500万円を支援(総額2億円)、最終選考/10月15日~16日の岡山国際サーキットでの実証実験などを経て採択された案件には、一次選考より増額して支援
- 応募方法:https://mobility-contest.jp/よりエントリー
<募集テーマ②Fun & Safety ~安全かつ最高に楽しい体験を。>
- 募集期間:2022年7月~
- コンセプト:舞台は、サーキット。可能性は無限大。楽しさの追求は、安全の追求につながっている。
- アワード:採択された案件の事業実行資金を支援。上限額などを検討中