フィアット初のEV車「500e」発表、航続距離は最大335km、価格は450万円

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ステランティス ジャパンは4月5日、フィアット初の純電気自動車となる「500e」を、6月25日(土)より全国のフィアット正規ディーラーを通じて販売すると発表した。価格(消費税込)は450万円から495万円。

「500e」は、歴代チンクエチェントから受け継いだアイコニックなデザインを採用し、日本の道路環境に適した全長3,630mm×全幅1,685mm×全高1,530mmのボディサイズ、数々の先進運転支援装置を備えた新世代のEVとなる。

【アイコニックでモダンなデザインを採用したエクステリア】

エクステリアは、従来の500のイメージを踏襲しながらも、完全な新設計を採用。3ドアハッチバックと電動開閉式ソフトトップを備えたカブリオレの2種類のボディバリエーションが設定されている。カブリオレモデルは現在のところ電気自動車では唯一となり、EVならではの静粛でスムーズなドライブとオープンエアの楽しさが組み合わされている。

 

 

【遊び心が散りばめられたインテリア】

インテリアは、FIATのロゴをあしらったモノグラムのシート表皮、トリノの街並みが描かれたスマートフォントレイ、ドアハンドル底面にあしらわれた「Made in Torino」の文字やNuova 500のイラストレーションなど、遊び心のあるデザインが散りばめられているほか、インパネ中央には10.25インチのUconnectディスプレイが配され、Apple CarPlayにワイヤレス接続が可能となっている(Android Autoの有線接続にも対応)。

 

 

【個性の異なる3モデルをラインアップ】

グレードは3つ。16インチアルミホイールや7インチフルカラーTFTマルチインフォメーションディスプレイ、衝突被害軽減ブレーキ、クルーズコントロールなどを備えたエントリーモデルの「Pop」(受注生産)、LEDヘッドライト、オートハイビーム、17インチアルミホイール、レザーシート、シートヒーター、アダプティブクルーズコントロールなどの上級装備を搭載する「Icon」、Iconと同等の装備を持つカブリオレモデル「Open」の3つのモデルをラインアップした。

【最大335kmの航続可能距離を実現】

パワートレインは全車、最高出力87kW(118ps)、最大トルク220Nmの電気モーターを搭載。バッテリーは42kWhのリチウムイオン・バッテリーパックを床下に配置し、低重心化と優れた重量バランスを実現すると共に、コンパクトなサイズながら最大335kmの航続可能距離(WLTC)を実現。充電は単相交流200V用の普通充電と、付属のCHAdeMOアダプターを介した急速充電に対応している。

【3種類の運転モードの選択が可能なe-モードセレクター】

ペダル応答性が高く、エンジン車のようなドライブ感覚を楽しめる「NORMAL」、回生ブレーキの効きが強まり、アクセルペダルを離しただけでブレーキを掛けたような強い減速が得られる「RANGE」、アクセルレスポンスの制御やシートヒーターのオフなどによりエネルギー消費を抑え、航続距離を最大化するエコモードの「SHERPA」の、3種類の運転モードの選択が可能なe-モードセレクターを搭載。

また、電気自動車に求められる車両接近通知装置(AVAS)のサウンドにもこだわっており、イタリア人作曲家ニーノ・ロータによるメロディを乗せたオリジナルのサウンドを採用。車両の接近を心地よいメロディで周知するほか、起動ボタンを押した際にはユニークなサウンドで確認できる。

【充実した先進安全装備】

安全運転をサポートする運転支援機能を大幅に充実。先行車だけでなく、歩行者や自転車も検知可能な衝突被害軽減ブレーキをはじめ、車線から外れそうになるとハンドルの振動や警告音で注意を促すレーンデパーチャーワーニング、リアパーキングカメラ(ステアリング連動ガイドライン付)、オートマチックハイビームなどを全車標準としたほか、前走車と一定の車間距離を保ちながら設定速度に巡航するアダプティブクルーズコントロールや、車線の中央を維持した走行をサポートするレーンキーピングアシスト、サイドミラーの死角にある並走車の存在をミラー内のアイコンで確認できるアクティブブラインドスポットアシストなどをモデルにより標準装備している。

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