住友ゴム工業は3月7日、2022年度のモータースポーツ活動計画を発表した。四輪、二輪の国内外のモータースポーツレースにおいて、トップクラスから入門レースまで幅広いカテゴリーでタイヤ供給を行い、各チーム・ドライバーと密に連携を図るとしている。
同社は、ダンロップおよびファルケンブランドのさらなる価値向上とタイヤ開発力の強化を目指すとともに、車を楽しむファンを支えモータースポーツの裾野を広げるべく活動していくと述べている。
【四輪モータースポーツ活動】
<ダンロップ>
「SUPER GT」では、2021年にシリーズチャンピオンを獲得したGT300クラスにおいて新たに「SHADE RACING」と「BUSOU Drago CORSE」が加わり7台、GT500クラス2台の合計8チーム・9台をサポートするほか、「全日本ラリー選手権」、「全日本ジムカーナ選手権」、「全日本ダートトライアル選手権」、「全日本カート選手権」の幅広いカテゴリーにタイヤを供給する。
また、多くの人に開かれたスポーツとして楽しんでもらうために、入門フォーミュラレースである「フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ」、「FIA-F4選手権」、「F4選手権」、「Super FJ選手権」や参加型競技の「TCRジャパンシリーズ」、「VITA RACE」、「BMW & MINI Racing」へのワンメイクタイヤの供給に加え、アマチュアドライバーも参戦する「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup」への協賛およびタイヤの供給をすることで、若手ドライバーの育成にも力を入れるとしている。
<ファルケン>
世界一過酷なレースとも言われるドイツ・ニュルブルクリンクで開催される「ニュルブルクリンク24時間レース(正式名称:ADAC TOTAL 24-Hour Race)」に参戦。昨年に引き続き「FALKEN Motorsports」として、「Porsche 911 GT3R」2台体制で総合優勝を目指すほか、3年ぶりに「SP3T」クラスで参戦する「スバルテクニカインターナショナル」へのタイヤ供給も引き続き行い、欧米を中心に高い評価を得ているFALKENブランドのさらなる価値向上を目指すとしている。
【二輪モータースポーツ活動】
<ダンロップ>
世界最高峰のロードレースである「FIMロードレース世界選手権」のMoto2、Moto3クラスにワンメイクタイヤ供給を実施。「FIM世界耐久選手権シリーズ」では、本年から「Webike SRC Kawasaki France Trickstar」を加えた4チームにタイヤを供給するほか、オフロードレースでは、12年連続全階級制覇の記録を持つ全米選手権「AMAスーパークロス」で本年も全階級制覇を目指すとともに、「モトクロス世界選手権」でのチャンピオン獲得も目指すとしている。
国内においては、「全日本ロードレース選手権」をはじめ、さまざまなカテゴリーにおいてライダーをサポートする。「NSF100 HRC トロフィー」のジュニアチャンピオンシップクラスなどの育成型レースにもワンメイクタイヤを供給することで、日本から世界に通用するライダーを育てるための環境づくりに取り組むと述べている。