アイシンは、同社とiNAGO Corporation(本社:カナダ)が共同開発した気づき情報提供サービス「TaikenPilot」が三重県のクリミエイティブ実証サポート事業(令和3年度第1期)に採択され、2022年2月より三重県で実証実験を開始すると発表した。
「TaikenPilot」は、ユーザの登録情報やWeb検索履歴などから、移動中のユーザの嗜好に合った情報を提供するだけでなく、まだ未体験の新たな情報をレコメンド情報として算出し提供することで、「より体験豊かな移動」を実現するサービス。同社のカーナビゲーションシステムや地図データなどの技術から得られた知見を活用し、iNAGO Corporationが持つ技術を合わせて共同で開発した。
今回「TaikenPilot」が三重県のクリミエイティブ実証サポート事業に採択され、三重県の伊賀名張エリアおよび東紀州エリアにおいて、「TaikenPilot」を活用して観光情報を提供する“ぶらり旅体験サービス”の実証実験を実施する。
【「TaikenPilot」概要】
- コンセプト:「移動は出会い」 気づきによって、行動決定における「認知」「興味」を刺激して、ワクワクする移動時間を過ごすことができ、これにより新たな体験に出会うことができる
- 従来技術の課題:画一的な施設情報ばかり提示され、興味を引く情報を発見できない
- 「TaikenPilot」の特徴:ユーザーにとって、未知かつ嗜好に合った、気づき情報を算出移動しながら新たな気づきと体験のきっかけを提供
- 効果:従来技術に対し、ユーザの強い興味と行動変化への効果が2倍
【実証実験の概要】
- 対象地域:三重県
- 実証内容:TaikenPilot による地域活性化および移動体験価値向上のサービス検証
- 期間:2022年2月(1ヶ月間)
- 実施エリア:三重県の伊賀名張エリア、東紀州エリア
- サービス:ユーザの嗜好に合った未知の観光情報を提供する“ぶらり旅体験サービス”