三菱ふそうトラック・バス(以下「MFTBC」)は12月24日、同社の台湾合弁販売会社であるダイムラー・トラック・アジア台湾(本社:台北市、以下「DTAT社」)の交通安全を推進するCSR(企業の社会的責任)活動が評価され、台湾交通部から「金安奨(Golden Safety Award)」を受賞したと発表した。
DTAT社は近年、さまざまなイベントを通じて交通安全や正しい運転方法の普及を実施。2021年10月には4回目となる「FUSOヒーロー安全運転キャンプ」を実施し、一般市民を対象に2 日間のトレーニングプログラムを提供した。さまざまな道路状況下での事故防止や死角の認識、ブレーキやターンに関する知識について、プロの講師やドライビングコーチが参加者に指導したほか、DTATは同月に子供を対象とした交通安全イベントも開催。参加した小学生は、交通に気を配ることの重要性や、トラックの試乗体験を通じて大型車の運転席からの視界について学習した。
台湾交通部は毎年、交通安全に貢献した組織や個人を表彰する「金安奨」を授与しており、2018年より初めて民間企業が企業貢献部門でノミネート対象となった。2021年の企業貢献部門では、DTATの他、台湾各地から選ばれた4社の企業が表彰された。
三菱ふそうは1936年に小型バス「B46」を導入し、台湾市場に参入。台湾各地での販売拠点の整備やサービス向上施策により、これまで30年近く商用車ブランドにおけるトップシェアを維持している。さらに、DTAT社はカスタマーとの関係を深めるための様々な活動を通じて市場での存在感を向上しており、両社は、台湾の商用車業界のリーダーとして、現地の交通安全の推進に努めていくと述べている。