キャンピングカーの製造販売を手掛けるダイレクトカーズと神奈川県厚木市は12月14日、「災害時におけるキャンピングカーの貸出しに関する協定」を締結した。
協定内容は、厚木市で災害発生時に避難所生活が困難な高齢者や障がい者等の要配慮者の一時的な避難場所として、同社のキャンピングカーを貸し出すというもの。
締結式には、ダイレクトカーズの百田雅人社長と厚木市の小林常良市長らが出席し、百田社長は、ダイレクトカーズの原点として「東日本大震災時に被災した福島県南相馬市にベッドを架装したハイエースを納車した。その際、被災地の方が喜んでくれた笑顔が今でも忘れられない」と話し、キャンピングカーを災害対策として地域に貢献したいと語った。
三重県津市に本社を構える同社は、今年7月末に厚木市妻田にショールームATUGI BASEを出店。ハイエースをベースにしたバンコンモデルの架装を得意とするが、軽自動車ベースの軽キャブコンモデルや、趣味に特化したモデル等、架装技術の高さを活かした幅広いラインナップを揃えている。