日産とニッサン・モータースポーツ・インターナショナルは12月6日、2022年シーズンのSUPER GTシリーズ GT500クラスに参戦する「Nissan Z GT500」を富士スピードウェイで初公開した。
同マシンの初披露に際し、アシュワニ グプタ 日産自動車COOは、「日産DNAのチャレンジャー・スピリットを象徴するNissan Zで再びレースに挑戦し、お客さまやファンの皆さまに、ワクワクをお届けします。70年代のアメリカに於いて240ZでSCCAの選手権に参加した頃と同じ気持ちで、我々はレースを通じ、革新的なクルマを世に出し続けるとともに、レースでは勝利を目指して戦っていきます」と語った。
また、片桐 隆夫 ニスモCEOは、「2022年シーズンのSUPER GTに、日産DNAを象徴する新型Zの車両で熱い気持ちを持って挑戦してまいります。引き続き日産系チームへのご愛顧、ご声援を賜りますようよろしくお願い申し上げます」と述べた。
日産は、現在進めている事業構造改革「Nissan NEXT」に於いてブランド価値の再構築に取り組んでおり、競争の厳しいレースシーンへ挑戦することにより、同取り組みを加速するため、果敢にチャレンジする日産ブランドのDNAを象徴するNissan Zで2022シーズンよりSUPER GTシリーズに参戦する。
同社は、創業以来「他のやらぬことをやる」との精神で、イノベーションを通じたワクワクをお客さまにお届けするためチャレンジを重ねて来たとし、1970年代初頭にアメリカのレースシーンでは無名だった同社が、SCCA Cプロダクション選手権においてS30型240Zで連続優勝を飾ったことを皮切りに、90年代のZ32型300ZXでのIMSAシリーズにおける勝利、2000年代のZ33型でのJGTC/SUPER GTシリーズへの参戦及びシリーズチャンピオン獲得など、Zの名を確立して来たレース参戦の歴史は、日産のチャレンジ精神の表れだと述べている。