自工会（日本自動車工業会）は11月18日、2022年5月からの新体制を発表した。会長のトヨタ自動車 代表取締役社長 豊田章男氏の2年間の任期延長（2022〜2024年）が決定され、異例の3期目続投となる。
また、副会長に日産自動車株式会社 代表執行役社長兼最高経営責任者 内田誠氏、本田技研工業株式会社 代表取締役社長 三部敏宏氏、スズキ株式会社 代表取締役社長 鈴木俊宏氏が新たに就任。ヤマハ発動機株式会社 代表取締役社長 社長執行役員 日髙祥博氏、いすゞ自動車株式会社 代表取締役社長 片山正則氏、永塚誠一氏は副会長として続投する。
自工会では新体制について、カーボンニュートラルやCASEへの対応などの課題に迅速に対応するため、メーカーの垣根を超えて協力していくとしている。
新体制発表に際し、豊田会長は、「日本の自動車産業の強みは、乗用車、商用車、軽自動車、二輪車、すべてのジャンルに優れた技術を持つ企業がいる「フルラインナップ」という点であり、カーボンニュートラルやCASE普及などの課題解決には、みんなで「協調」しながら前に進んでいくことが大変重要な時代である。新体制では、乗用車として日産、ホンダ、軽の代表としてスズキ、商業車としていすゞ、二輪代表としてヤマハが加わり、フルラインナップの自動車産業をみんなで発展させていく体制が整った。」と語った。
